はい。つまりこの原理によってエネルギーが変換されて…

………

やっぱり終子ちゃんかわいいな…

やっぱり付き合ってる子とかいるのかな…。うわぁ、考えたくねえ…

こら！聞いてるのか？

す、すいません！聞いてます！

ん？私は今、姫野言ったんだが。アキラ、お前も聞いてなかったのか

なんだよ、オレじゃなかったのかよ

アキラさん、心に乱れを感じますよ

はいはい、とりあえず姫野。いい加減その格好やめろ。制服を着ろ制服を

この服は私にとっての正装。すべてを司る者たちの声に耳を傾けるためにはこの服でないと

……もういい。授業を再開するぞ

そこまでだ！

だ、誰だ君たちは！

へっへっへ、俺達が何者かはどうでもいい

セカイの終わりの少女を出してもらうぜ！

セカイの終わりの少女！？

そう、その女の力でこの世界を終わらせ、武士が栄える世界にやり直すのさ

なんだこいつら急になに言い出すんだ

ふふ、はははははは！

先生？

残念だが、終わりの少女は私のものだ

バカ理科！なにばらしてんだよ！

まさか既に同じ目的のやつらが紛れ込んでいたとはな

よかろう…あくまでも抵抗するというのならこの刀の錆にしてくれる！

そっちがその気ならこっちだって用意がある

ふふふ、刀身にたっぷりと唐辛子を塗ってある。この痛みとくと味わうが…

切り捨て御免！

ぐああああああああ！

ふっ、理科がやられたようだな…

だがそいつは四天王の中でも最弱

粋がるのは最強の私を倒してからにしな

はっはっは！面白い！

切り捨ててくれる！

ファイアボール！

ぐあああああああああああ

へっ、この程度でやられるなんて大したことな…

ぐっ…なんだ…体に力が…

まさか終わりの少女を狙う人がこんなにもいるとは…

姫野…てめえなにを

ふふふふふ、全てを司る者たちに語り掛け、あなたを消してもらうんです

んな…ウソだろ…

さようなら

さあ、司る者よ！終わりの少女に力を使わせるのです！

ぅるっせ！寝れねえだろうが！

あぁ…

姫野ちゃん！

この命果てるときがこようとは…

姫野ちゃん！姫野ちゃーん！

ねむ…寝よ

ふっふっふ、邪魔者は全員いなくなった。これで終わりの少女は私のものだ！

終わりの少女ってもしや…！

危ない！終子ちゃん！

え？

ふん、なかなか威勢がいいようだな

終子ちゃん。君のことはオレが守るから！

なにか勘違いしているようだな

なに？

終わりの少女はお前だ！

な、なんだって！

オレがそんな…終わりの少女なんて！

ふん、その痛々しい一人称をやめろ。男らしくするなら拙者とかにしておけ

拙者がそんな…終わりの少女なんて！

さあ、セカイを終わらせてもらおうか！

そんなこと、拙者にはできない

では仕方ない

きゃっ！

この女がどうなってもいいのか？

貴様…卑怯だぞ！武士として恥ずかしくないのか！

拙者は本当は忍者になりたかったんだ。忍者ならこのくらいする！

ぐっ…忍者なら仕方ない…

はっはっは！助けたければセカイを終わらせるのだ！

ぐはあ！

ふ、ふふ、どうですか…唐辛子の…味…は…

ぐっ…がはっ…

忍者…

終子ちゃん！

アキラさん…

大丈夫？

うん

終子ちゃん…拙者と結婚しよう

えっ？

今日はうまくいかなかった。けど

次は必ず君を守ってみせる。だから結婚しよう

女同士で結婚できるわけないでしょ。近寄らないで気持ち悪い

ああ、終子ちゃん！

二度と私の前に姿を見せないでくださいね

さようなら

………

……

…

よし、セカイを終わらせよう

こうしてオレはセカイを終わらせて、新しい世界でやり直した

アキラ様！素敵です！

アキラ様！一緒に焼き芋しようぜ！

さすがはアキラ様です。すばらしい力を感じます

姫野ちゃん…

拙者は今、最高に幸せだ！