マナ姉

あとは頼んだで!

灰太郎

そんな……今生の別れのようなセリフ、やめてよ……

鬼姫

よく分かってるじゃない~

鬼姫

あんた達はここで死ぬんだし!

空中を浮遊し、音もなく迫って来るアヤカシ。

マナ姉は僕の胸に「空間転移」の符を張り付ける。


慌てて符を剥がそうとするも、マナ姉の柔らかな手がそれを遮った。

マナ姉

ほなな

灰太郎

マナ姉っ!



















飛ばされたのは、マナ姉といつか来た場所。

僕は夜空に向かって叫ぶしかなかった。















「マナ姉ぇーーーーー!!!!!」

































-君の瞳が閉じるまで-
















-続く-

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