ここは、どこだろう。
闇の中に、ぽわぽわと自分が浮かんでいる。
ここは、死後の世界なのだろう。
ああ、俺は死んだのか。
でも、生前の記憶が全くない。
しかも、いざ死後の世界に来てみても、やることがない。
暇だ・・・・・・
生き返りたいな・・・・・・
そう思った瞬間、身体が上の方にぐいっと引っ張られる感覚にとらわれた。
ここは、どこだろう。
闇の中に、ぽわぽわと自分が浮かんでいる。
ここは、死後の世界なのだろう。
ああ、俺は死んだのか。
でも、生前の記憶が全くない。
しかも、いざ死後の世界に来てみても、やることがない。
暇だ・・・・・・
生き返りたいな・・・・・・
そう思った瞬間、身体が上の方にぐいっと引っ張られる感覚にとらわれた。
うーん・・・
ここは・・・・?
おめでとうございます!
目の前には男が立っていて、訳の分からない事を言い出した。
はぁ?あんた誰だ?おめでとうってどう言う意味?
申し遅れました、私の名はヘルメスでございます。
この度、あなたは「第一回・生き返りキャンペーン ~異世界でセカンドライフを楽しもう!豪華特典付き~」に選ばれたのです!
よくわかってない俺に、ヘルメスという男は説明をしてくれた。
本来、死んだ魂は霊界にずっととどまり、許容量を超えると古いものから消えてしまいます。
しかし今回キャンペーンに選ばれたあなた様は、異世界にて第二の人生を歩むことができます。
さらにさらに・・・・今回は特典として、あなた様には「不老不死」の奇跡がかけられます!
雷が、自分の体に落ちてきた。痛みはなかったが、ふわふわとした気持ち悪い感触が体に走った。
なんだ今の・・・
不老不死って、死なない体になるのか?
はい、言葉通り。
まだまだ聞きたいことはあるかと思いますが・・・・・・
こころなしか、ヘルメスがニヤリと笑った。
時間の都合上、ここまでになります。
では異世界に、行ってらっしゃい☆
彼がそう言うと、いつの間にか身体が宙に投げ出されていた。無責任だと思いつつ、俺は異世界での人生に期待をふくらませていた。特に不老不死なんていうチート能力をもらってしまったら、俺TUEEEEなんて展開もあるんじゃないかって。
しかし、それらは全て幻想だった