魔王城の門番を難なくやり過ごし、勇者一行は
とうとう魔王の城へ潜入した!
魔王城の門番を難なくやり過ごし、勇者一行は
とうとう魔王の城へ潜入した!
何も出てこない~
宝箱も空っぽだし
だって9999組も勇者のパーティ
来たんですよ…
あの門番なら、9999組を素通りさせても
おかしくないですね…
何も出ないってつまらなーい
あ、なんかありますよ
怪しいわ…
間違いなく罠だと思います
開かずに残っている宝箱は罠ですね
開かないわよ、これ!
こ、こらシェディル!
明らかに罠とわかっているのに!
ま、待ってください
横に大穴が
何だー、穴が開いているんじゃ、ハズレかぁ
この宝箱、獣臭い?
わかりました!
さっきの門番さんの部屋ですよ、きっと
犬小屋かーい!
ま、紛らわしいものに住んで…!
もう一度会ったら絶対ぶっ飛ばす!
あ、ほら…奥に広間のようなものが
見えてきましたよ!
すごく強い気配!
魔王かも?
な、なるほど…それっぽいわね!
なんだか既に最終形態っぽいけど!
待ってください
後ろに誰かいます
我が創作の邪魔をするのは誰だ?
あ、これ芸術作品ですか?
そう、これこそ!
我の血と汗の結晶!!
なんて素晴らしい!
ゲージツがバクハツしているようなセンス!
むむ…おぬし…
す、少しはゲージツがわかるようだな
ぼ、僕自身にクリエイティブなセンスは
ありませんが…コレがすごいのはわかります
なんか妙に分かり合っているやん…
と・こ・ろ・で!
魔王の城で創作活動しているあんたは
誰なのよ!?紛らわしいもの作って…
我こそが、この城の主…
魔王だ!
つづく