私は今、限界だなと日々感じて生活をしている。



なんて書きながら、再婚して少し経った頃から限界だった。



愚かな私は再婚してすぐ子供ができてしまった。

今や私のかけがえのない子供だけど。



新しい生活をスタートさせてすぐの妊娠。

悪阻があっても心が不安定になっても、生活は続く。

仕事には行かないといけない。

夜勤もこなして。本当に毎日辛かった。



あの頃の継子は凄かった。

すぐ噛む。

噛んだ事を叱ると、すごく憎しみのこもった目で睨みつけてくる。

まるで野生のライオンみたいに。

上の子達は噛まれて怪我をする事もあった。

血が出る事もあった。

上の子が痛いよーと泣いて、私が叱ると、知らん顔する。

怒られて怖いとも悲しいとも思わないような表情。

誰が泣こうが血が出ようが、知らん顔。

そして私の事まで噛もうとする。

絶対に動じない。

噛もうとするのを止めると指を狙って噛もうとする。



大きくなるにつれ噛む事から、ボールペンで刺そうとする、木の棒で刺そうとする、へ変化していった。



私は甘やかして好き放題育てたから継子がこうなったんじゃないかってはじめは思ってた。

でも今は思う。

そんな問題ではなく、彼が持って生まれた特性なんだって。

義母の事が大嫌いだった。

母親に捨てられた可哀想な子だと継子を甘やかせた義母。

義母や実母や実父(夫)の育児のツケを私が何で払わないといけないのか?ってムカついて仕方なかった。



でも、違ってた。

継子があんなに凶暴なのは誰のせいでもなく特性のせいだった。

義母が愛情を注いでくれたから、私には分からないけど、、きっと継子に良い影響を与えてくれたんじゃないかと思う。



継子はだいぶ大きくなった。

もうあと数年で私の背を追い抜くと思う。

いまだに癇癪を起こす継子。

夕方が特にひどい。

末っ子のセメントちゃんをいじめる。

叱ると、自分の服を引っ張って破こうとする。

ビリビリ音が鳴る。

だから継子の服はどれも伸び伸びだ。

噛んだり、叫んだり、睨んだり。



挑発なのだろう。

すごい目で睨まれる時、相手は子供だけど怖いなって思う。



怖いなと思って、もうこの子と暮らすのは難しいのではないかなと考える。

私は手に職があるし、子供3人連れて離婚してもやっていけると思う。

賃貸マンションやアパートを検索して…

そんな事をしながらとても悲しくなる。



幸せになると思って再婚したのに。

夫の事を愛してるのに。



継子が夫の子供でなかったら良かった。

知らない人の子供だったら、違ったのではないだろうか。

分からないけど。

実子であっても、かなり難しい子であると思う。

実子だったら、もっと苦しかったのかもしれない。分からない。



継母になる覚悟も器もなく、夫を愛してたから再婚した。

きっとそれがそもそもの間違いだったのだろう。

継子と暮らせない、限界だと思う日々

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