世のサレ妻さん達と違って、私は夫を手離してしまっています。

今は夫と同居している訳じゃないから、女の存在を感じ始めてからは、
もう二度と帰って来ないかもしれない…と、そればかり。
とにかく怖かったのです。

夫は週に一度、日曜日は家族と過ごすと決めていました。それも、自分のマンションの部屋の掃除や洗濯が忙しいと(嘘だと思います)来る時間は徐々に遅くなっていっていました。その他は、平日気が向いた時にお昼ご飯を食べに寄る。あとは当時大学4年の息子に娘の世話をするようにと任せて、時々、私をランチに誘ってくれていました。

こうして別居生活を送らなくてはならないのも

全てコロナのせい。娘を守る為だと言っていましたね…本当に嘘つき。

既に夫は、女のものになっていました。

女の元から、時々自宅に帰って来ていたんです。
本妻と愛人が逆転しているねじれ現象。
コロナ対策という名の下、そんな名ばかりの妻になり下っていたんです。

だから、まともにぶつかったら玉砕するのも当たり前でした。
毎日一緒に過ごす女と同じ土俵に上がってもいなかったという事です。

こんな風に書いていて…
本当に情けなくて仕方ないです。

こんな嘘つきは、私が31年かけて愛してきた人ではありません。

彼はずっと、優しくて真面目な人でした。

周りからはイケメンで心配でしょ?と、言われても一度も危ういところを見せた事のない人でしたから。
そして、今さらながらに気づいた事。

こんなになっても、まだ夫から離れられない。
こんなにも夫が好きなんだという事に。

ただただ愕然としています。

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