コロナスタート時、星野は担当に溺愛され(しっかり本営され)頭の中お花畑で、ニートを決め込んでいました。
言うなれば、夢小説で攻略キャラ全員に愛される、愛されルートです。
幸せの絶頂期です。
貯金もあったので、ちょびちょび使ってはちょびちょび活動し、ちょびちょび使ってはちょびちょび活動し、という生活を続けていました。

そんな中で起きた第一回目の緊急事態宣言。
この事件により私たちの関係性は大きく変わっていったのです。
さて、時間をちょっと戻して3月。
担当は毎日私の家にいました。
この頃には寮に置いていた荷物を全て持ってきて寄生、もとい完全な同棲が始まっていました。

担当

ただいま!

みぃ

おか…大荷物だねぇ

担当

寮引き払ってきた!

みぃ

ヘァ?!

担当

一緒に住む!

みぃ

そそそれは、いつ決まったの?

担当

今日の営業中にふと、決めた!!

みぃ

決めたんだ…

担当

迷惑だった??

みぃ

そそそそんなことない!

担当

よかった!

と、そんな感じで私たちの同棲は本格的に始まったのです。
ただし、家にくるのは週に4回程度。
それ以外の日はどこにいたのかは怖くて深くは聞いていませんが、ともかく残りの日は別の人の家で暮らしていました。
ちょっと物足りなさは感じるというか、普通に精神全然穏やかじゃない日もたくさんありましたが、まぁお仕事だし、ホステスやってた私が人のこと言えた義理じゃないか。いや、銀座と歌舞伎町だとだいぶ違う気も…いやいや。
なんてせんなきことも考えていました。

そんな最中に起こった【緊急事態宣言】

営業が終わり、「タクシーで帰っていい?」と聞いてきた担当に、飲み過ぎかな?とか思いつつ許可して家で帰りを待っていた日のことでした。
閉店から1時間後、家に帰ってきた担当はたくさんのビニール袋を持っていました。

担当

なんか緊急事態宣言だから
店、閉まることになった

みぃ

ええ?!

担当

歌舞伎がやらないらしいよ

みぃ

まじでヤバいじゃん

担当

これ、店長が従業員にって

みぃ

めっちゃ食べ物!

担当

寮じゃない人たちは
もしもの時は連絡しろって

みぃ

え、従業員には優しい…

実は第一回目の緊急事態宣言中、本当にホストクラブがしまっていたのです。
まぁ、担当のお店は誰でも知ってるようなグループでしたので、当たり前の措置だったのかもしれません。
そして、保証もない、給付金ももらえない担当が頼るのは彼女()である星野だけでした。
他の一姫様では味わえない大いなる優越感に浸りながらも、心のどこかではあれ?ちょっと生活ヤバいんじゃね?お金ないんじゃ…とも思っていました。
なぜなら実質二人してニート。
しかしそんな不安いっぱいの星野に担当ピは、

担当

ドンキまでデートしよ?

とか

担当

一緒にお散歩する?

とか!!!!

とかそんなキュン死にワールドの中でへ誘って行きました。
そうなってくると不安に陥っていた星野も…。

不安なんてぽいぽい!
今が楽しければモーマンタイ!

というお花が頭の中に咲き誇ります。

毎日担当がいる楽しさにかまけて、将来起こりうる恐怖から目を背けていたんです。

でも、今思えば、この頃から、というか、出会った時から担当は本当にヤベェやつでした。
よく考えたら星野は毎回お財布出してたし、担当はお金がなくてもこうしてお気楽に遊べるタイプのお花を咲かせる天才でした。
そんな花咲か担当ですが、実はことのとき、担当の身には大変なことが起きていたのです。

次回
【恐怖!掛飛びの女】
見てくれよな☆

三話:コロナで深まる絆もあった

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