■そのあとのこと。





さて葬儀は終わりましたが
まだ、しなければならない
ことがあります。

各種書類手続きです。





今までは葬儀会社さんという
チートスキルが使えましたが

チートスキル→

これからは使えません。





特に

『亡くなってから〇日後まで』

と期日が決まっているものが
あるので要注意です。

最短の期日は7日以内

『死亡届の提出』と『火葬許可申請書の提出』ですが、これは葬儀会社さんがやってくれることが多いです

葬儀会社さんを介さない場合は自分で役所に行かないといけませんが

なので自分たちでするのは

『国民健康保険』
『厚生年金保険』
『介護保険』
『国民年金』
『住民票の世帯主変更』……



もし故人が会社の役員を
していた場合、
『会社役員変更登記』
も14日以内です。

とは言え、上のほうのは役所でまとめてできるので(窓口は別)それほど労力はかからないかと

あ、っと。
年金だけ役所でやっている年金相談に行きました

これは年金の管轄が隣市にあって母ひとりでは行けないので、相談日(向こうから人が来る)に手続きしてもらったのでした



あと重要そうなのは
『公共料金の支払元変更』や
『免許証の返納』
『クレジットカードの解約』

故人しか
使わないのであれば

『wifi、スマホの解約』

『車の売却』

もありますね。

このあたりは期限はないですが、早めに手続きしたほうがいいかも

毎月料金かかるし、税金も計算されるし、特にクレカは止めたほうが安全です









我が家の場合、

お父さんの机の引き出しから、またクレカ出て来た!


なんて
ことがありました。



最近は
ポイント増量目当てとか
GSで会員価格に、とかで
クレカを作る機会が多いので

本人しか存在を知らない
クレカがあるんですよね。



遺言書で
『〇枚あるよ~』と
残しておいてくれれば
こんな苦労も
しなくていいのですが。











そしてお金関係で
真っ先に心配になるのが

銀行口座の凍結

ではないでしょうか。

特に生活費が故人の口座に入っている場合はおろせなくなると困りますよね



葬儀費用や
お坊さんへのお礼、

あと我が家はギリギリまで
入院していましたから
入院費も払いにいかないと
いけません。

それぞれですが死後10日くらいまでには払わないといけないようです





今までの話の中で
特に描写はしませんでしたが
そのお金はATMに通って
先に引き出しました。

そう、通わないといけないのです。
ATMは1日に50万までしか引き出せないので

クレジットカード(故人の口座)は死後すぐには出金できなくなる可能性があるので現金で用意しました



ですが、安心してください。

銀行に
「死亡した」と言いに行くまでは
お金は引き出せます。


ただ

引き出せるだけ引き出すぜー!

なんて
死亡した連絡を
しないまま引き出し続けると

贈与税の関係で監査が
入ることがあるそうです。
(7年前まで遡ります)

当座の生活費を下ろしたら
手続きに行くことを
お勧めします。






その手続きに必要なのが
先の『死亡診断書』と
『遺産分割協議書』、
それぞれの『戸籍謄本』です。


口座を停止すると同時に
中身を移動するわけです。

ここで注意です

戸籍謄本は発行後3ヵ月しか使えません

ので、遠方在住者がいる場合はその人の戸籍が届くタイミングに合わせて取りに行くのが無難です





遺産相続は
配偶者が2分の1、
残りを子供で均等に、
と言うのがテンプレですが

財産には家(固定資産)も
入って来ますので
正直なところ、それをやると
母は暮らしていけません。




なので
土地家屋はまるごと母へ、
で今回は分けました。


当人が納得していれば
ドラマあるあるな
相続争いは起こりません。

遺産が3600万×法定相続人の数を越えた時は相続税の申告が必要だそうです

全員がこの分け方に
承諾したと言う意味で
割印を押しました。

この書類、本物が手元にあるともうちょっと詳しく書けるんですが、今ちょっと手元にないので

ってクドクド説明されても面白くないでしょうから、現物を見て『これがそうか!』と思って下さい







そうそう、
除籍の手続きですが

これは戸籍を管轄する
市町村の住民課で

父が亡くなったので除籍謄本が欲しいです

いつお亡くなりに?

なんて質問の後、
謄本を出してくれます。

本人確認書類(免許証など)と
続柄を証明できるものが必要です


遠方の場合、
郵送でも受け付けて
もらえるみたいです。




あとは頂いた香典をまとめて、香典返しをお送りすること


この頃になってくると
郵送でも香典が届きます。


手渡しの方も
郵送の方も
まとめて一覧にします。


香典返しは半額なので
金額の記載を忘れずに。







あとは

お墓です。



入る墓がすでにあれば
いいのですが
(先祖代々の、とか)


これは決めるまでに
3年くらい猶予が
あってもいいそうです。



通いやすさなど、
最適なお墓を
探して下さい。

















思いつく限り
綴ってみましたが

このくらいでしょうか。





1話冒頭でも言ったとおり
今後、こんな経験を
することになった時に
思い出して

そう言えば、どこかで見た!

なんて
お役に立てれば幸いです。











聞いた話ですが

この世の誰かが
故人のことを考えると


あの世で
花が咲くそうです。








この話を公開して
今現在、210の閲覧を
頂きました。










父のまわりに
花がたくさん咲いていれば
いいなと思います。































そのあとのこと。

お気に入り(0)
facebook twitter
pagetop