GAMES&CAFEで吉良は協力者を待っていた。ネット上で知り合ったこともありお互いに顔を知らないので吉良が先に席を取り場所を教えた。

 後は協力者が迷わずに到着を待つだけだった。

協力者

もしかして君がKILLAですか?

吉良正和

あっ、もしかして協力者さんですね

 吉良のネット上でのハンドルネームKILLAで呼ばれたということは声をかけたのは協力者だろう。吉良は呼ばれた方を確認するとショートカットの女性が居た。

 カラーコンタクトだろうかオッドアイみたいに片目の色が違っている。黒髪にところどころ白のメッシュが入っており服も着崩して片腕が見えていた。

協力者

以外ですね。想像と違いました

吉良正和

俺もです

 お互いに想像していた印象と違っていたようだ。

 協力者は店の様子を見ながら吉良の反対側の席についた。

協力者

ここは良いところだね。いいセンスじゃないか

吉良正和

俺もそう思います。どうですかゲームでもしながら本題の方でも

協力者

フフ、私は強いよ

 吉良は適当にハンマークラッシュアイスゲームを持ってきて遊ぶことにした。ゲームの内容は簡単で引き詰められたアイス型のブロックを順番におもちゃのハンマーで叩き崩していき真ん中にあるペンギンの人形を落とした人が負けという簡単なルールだ。

 お互いにルーレット回し崩すブロックの種類や数を決めたりして運の要素もあり初心者でも簡単に遊べる。

協力者

さて、何から話そうか。KILLAが知りたいのは廃墟の事かな。それとも土地の事かな

吉良正和

土地、ですか。緋山に何かあるんですか?

協力者

うーん、土地って言っても緋物市全体の事なんだが今回は保留でいいか

 二人はゲームをやりながら話を続けた。遠くから見れば普通にハンマークラッシュアイスゲームをやっているようにしか見えない。

協力者

KILLAが知りたい廃墟について話そう

協力者

KILLAはあそこが廃墟もとい家として存在する前は何があったか知っているかい?

吉良正和

いえ、何が――うっ

協力者

私の勝ち

 吉良が叩いてブロックが崩れペンギンが落ちた。吉良の負である。

 協力者は嬉しそうに吉良を見つめていた。

吉良正和

もう一回、お願いします

 負けずと吉良はブロックを集めゲームが出来るようにした。その行動に答えるように自然と二回戦が始まった。

 協力者は先行を譲るような仕草を取り吉良は甘んじてそれを受けた。

吉良正和

えーと、家が建てられる前に何があったのですか

協力者

それはね。神社があったんだよ。かなり昔に建てられた

吉良正和

神社なんてあったんですか。知らなかったな

協力者

家を建てたのは本当に昔だからね。KILLAが生まれていてない時代さ

吉良正和

それは昔だ

協力者

それで神社と緋山廃墟が関係してると言ったらどうする

吉良正和

その言い分だとあるんですか

協力者

うん、あるんだよ。場所が場所だからね

協力者

はい、私の勝ち

 まともや吉良の一撃でブロックが崩れた。二回目の負けである。

吉良正和

あはは、協力者さんは強いな

吉良正和

もう一回いいですか

協力者

勿論さ

 話に集中して負けたと言うのもプライドが許さない。吉良は負けた事を悔しがるような地草を隠すように笑顔で三回戦に突入した。

吉良正和

ところで神社と緋山廃墟の関係はなんですか?

協力者

それは神社自体に意味があったからさ

協力者

場所が重要でね。緋山に建てた神社は龍脈や悪い霊力と言った霊的エネルギーを貯めないように建てたのさ。後に緋物市になる土地にね

協力者

建てなかったら良いものから悪いものまで土地に貯める事になっていた

協力者

神社がある事で土地は安全に暮らせる土地を作り出した。しかし、年が経ち緋物市になってから、役割すら忘れ去られた神社を壊した

 協力者は強くハンマーで叩いた。そのせいで勢いよくブロックが崩れる。

協力者

その跡地に家を建ててしまった。よりによって良いものも悪いものもが一番集まる場所に人が住む家を

協力者

なんとなくわかってきただろ。KILLAの専門としている部門なんだから

 吉良に目を合わせた。初めて見せた真剣な表情に緊張を覚える。

 確かに話を聞くに俺の専門している。鬼灯先輩がオカルトに頼るのも俺がオカルトに関する研究をしているからだ。

 この人もそっちの意見で緋山廃墟被害の真相を追い求めているのか。

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