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……。
書斎の棚に置かれた小箱を、そっと手に取る。
蓋を開けると、聞き慣れた音が尤(ゆう)の耳に響いた。
尤も通った小学校の校歌が流れる小箱は、母が図工の時間に作成したもの。
宝石箱だと聞いているが、今は何も入っていない。
母の宝物はどこに行ってしまったのだろう。
唇を噛み、尤は首を横に振った。