GM

以上です……

PL(美晴)

ほああぁ……

PL(美晴)

あずまちゃんがスマホで敵情報ないかなって探してる間に、一人自力の回想で思い出した朱音……
俯いて暫く黙っていたと思ってたら、突然床かスカートに涙が落ちて、しずかな嗚咽が聞こえてきたのかな……

成上 あずま

! ど、どうしたんだい!?

竜田 朱音

そうだよ、あたしが……葵衣との思い出を忘れるわけないし。
やっぱり、やっぱり覚えてたんだ……

竜田 朱音

……馬鹿じゃないの、葵衣……!
どうして黙ってたの……
なんで誰も教えてくれなかったの……
葵衣がこんなことになるって分かってたら……

竜田 朱音

学校なんかやめて、強くなって、いくらでもあいつのことを追えたかもしれないのに……
葵衣との学校生活は楽しかった、
でも、でも!
それが終わってからもあたしは葵衣と一緒に居たいのに……!

成上 あずま

朱音ちゃん……

PL(美晴)

さっき以上にしばらくボロボロ泣いた後

竜田 朱音

……葵衣がジャームになったら、あいつ……葵衣は自分のものだって、言ってた。
……この三年間、葵衣がずっとこの事を気に病んでいたなら、なおさら。あたしはあのジャームを許せない……葵衣は渡さない、あたしの大事な友達……!

竜田 朱音

葵衣のなかからも、世界からも、消してやりたいくらいよ。……次は負けない、葵衣の全部、返してもらうし

PL(美晴)

と真っ赤な目と震えた声で強気に言ってみたり……

成上 あずま

……うん、その意気だよ!ボクも絶対一緒に行けるようになんとか説得してみるから!

竜田 朱音

ありがとうあずまちゃん……!
怖いけど、やるべきことは一つしかないわけだから。
葵衣とアイツの関係も分かったことだし

GM

では、調べられる情報は全て出きったので、情報収集シーンはここで〆とさせていただければ…
もしなにかやりたいRPとかありましたら言ってください!
次に進んで良ければ、ちょっとマスターシーンを挟みます。

PL(美晴)

はい…!それじゃ葵衣くんのベッドの近くにかがんで

竜田 朱音

……もっと早く言って欲しかったし。
それについてはあたし、本気で怒ってるから

竜田 朱音

でも、あれはさ。あたしを守ってくれたってことなんだよね。
そこは素直に……嬉しいって思っとくし。カッコいい背中だったから。
やっぱり葵衣はそうでなくちゃ

朝霞 葵衣

‥‥…

PL(美晴)

未だ目が覚めない葵衣くんの額に手を当て、髪を分け

竜田 朱音

誰にも渡さない、大好き

PL(美晴)

と小さく耳元でささやく。

成上 あずま

……恋かい?

竜田 朱音

んふふ、どうでしょーね?そんな簡単な感情では言い表せない、みたいな?

成上 あずま

なるほど……奥が深いんだね!

竜田 朱音

そうそう、海より深いってやつだし!

成上 あずま

ほーぅ!

PL(美晴)

女子トーク?したところで、〆おけです!

GM

はい!ではこのシーンはしめ、マスターシーンに移ります。

その日の夕暮れ。もうほぼ日は落ちて、外は暗くなっていた。
あずまは例の上司と交渉してくると気合を入れて病院から去っていった。

GM

朱音ちゃんもひとまず家に帰る感じですかね?

PL(美晴)

葵衣くんが不安なので病院に泊まってやろうと考えますが、未成年だし許可が下りないかな…?
家も何だかんだの一人暮らしな気はしますので……

GM

おっ じゃあ病院にとまるのでもOKですよ!UGNの病院だし融通聞きそう

PL(美晴)

泊まりますね(`・ω・´)+

GM

では一回あずまを見送って、職員から泊まれる部屋として葵衣の病室の近くの部屋を案内してもらったりとかしていた朱音ちゃん。

一通り話を通し、準備が終わり、葵衣の病室の前を通り過ぎようとしたとき
病室の中から、小さく、本当に小さく、嗚咽のようなものが聞こえてきた。

竜田 朱音

! 葵衣……!?

PL(美晴)

と急いで引き返し、ノックも忘れガチャッと……

扉を開けると、病室の中は薄暗く、ベッドサイドのランプが優しく照らしているような状況だ。
そしてベッドの上では、葵衣が体を起こしていた。

朝霞 葵衣

び…くりしたぁ……

GM

薄暗いせいであまりよく見えませんが、しっかりと朱音ちゃんのほうを向いているのはわかります。

竜田 朱音

び……くりしたのは、どっちよ……!!

PL(美晴)

と駆け足で来客用の椅子に足引っ掻けるなどしつつ、ベッドまで詰め寄る!

竜田 朱音

ど、どこか痛い!?ナースコールする!?

朝霞 葵衣

お、落ち着いてって。ほらほら、俺は元気だからさ~

GM

といつもどおりへらっと笑いつつむきっとポーズをとって見せる。

朝霞 葵衣

迷惑かけてごめんねぇ

PL(美晴)

そのへらっとした笑顔にすこしむっとした顔をして

竜田 朱音

……迷惑っていうか……迷惑かけ続けてたっていうか……

PL(美晴)

しかしだんだんと暗い顔になる……

朝霞 葵衣

……朱音?大丈夫?どっか痛い?ええと……

竜田 朱音

……葵衣くん、質問です

PL(美晴)

と時々葵衣くんがそうするように、わざとらしく敬語になる。

竜田 朱音

……君とあのジャームの関係、どうしてあたしに秘密にしていたんですか?

朝霞 葵衣

………!

葵衣は彼女の言葉に目を見開き、うつむく。

朝霞 葵衣

……話せば、朱音の療養の障害になるって判断したから、デス

竜田 朱音

……ふぅん?

PL(美晴)

と顔を覗き込み

竜田 朱音

……でも、知らないまま今日まで来て、あたしの心は今結構ボロボロよ?

朝霞 葵衣

……どうせなら、最後まで知らないままでいてくれたほうがよかったなぁ……。それに、きっと、大丈夫だよ

竜田 朱音

何が、大丈夫だって?

PL(美晴)

知らないままで、という言葉に少しいらっときた様子

朝霞 葵衣

朱音はさ、ほら、もう十分元気になったし、うん。『俺がいなくても、もう大丈夫』だから

竜田 朱音

……

PL(美晴)

ぽかん、と葵衣くんを見つめ……

竜田 朱音

は、何言ってんの葵衣……

朝霞 葵衣

俺の『任務』は、きみの療養のサポートと、護衛だったから。
あのときも、きみを守るにはそれが最善だと思ったからだし…‥、
それに、君が回復したら、お役御免だしね。任務達成!ってやつだねぇ

朱音のほうには目を向けず、口元にはへらへらとした笑みを浮かべて言う。

朝霞 葵衣

UGNには朱音が回復したっていう連絡も入れてるし、卒業後はUGNに朱音の籍があるはずだよ。
だから心配する必要はないっていうか……

竜田 朱音

……任務。そう、任務……
そうね!6年もあたしのお守りお疲れさまってやつね!!
君ってどうしてそう、あたしが嫌な選択ばかりするかなぁ!

PL(美晴)

とベッドに乗り出し葵衣くんの襟を掴む

朝霞 葵衣

竜田 朱音

目を見て喋れ朝霞葵衣!

PL(美晴)

と顔を近づける。誤魔化しようのない泣き腫らした目が葵衣くんを睨む。

葵衣は息をのんで、思わず朱音の目を真正面から受け止める。

竜田 朱音

『俺がいなくても、もう大丈夫?』馬鹿!真逆だし!あたしの日常にも、非日常にも、どっちにも葵衣がいた。この先もいなきゃ困るんだし!!

竜田 朱音

いっぱい迷惑かけたのは分かってる!
あたしの付き人ばかりで、ずっと色んなことに付き合わせちゃって……
不自由な学園生活かなって、あたしなりに思ったりもしたよ

竜田 朱音

学生としても、UGNの人間としても、葵衣と離れたくない……。
なにより、葵衣が死ぬなんてヤダ。
あの女のものになるなんて絶対ヤダ。
……だから、だから……

竜田 朱音

目を見て、葵衣。もう任務から解放されても良い、あたしから離れてもいいから……死ぬのだけはやめて。
世界のどこかに君がいてほしい。
それで十分だから、だから……あたしが必ず、君を助けるから

朝霞 葵衣

朱音……

葵衣はぎゅっと唇を噛み、逡巡してから視線を落とす。そして、小さく口を開いた。

朝霞 葵衣

あのね、あのとき、あの3年前のあの日、俺は本当に恐怖とかなかったんだ。
3年後に死ぬって言われても、ぴんとこなかったし、何より

朝霞 葵衣

それが任務の結果なら、そういうものかなって。それが、朝霞葵衣の最期なんだなって、ただ漠然と思っただけだったんだ。

朝霞 葵衣

あのひのこと、後悔はしてないよ。
だってそうしなかったら、この3年間はなかったんだもの。でも……

淡々と、淀みなく話していた葵衣が、初めて言葉に詰まった。
そして、絞り出すよう吐き出す。

朝霞 葵衣

でも……ああ、だめだなぁ。
あんなに言い聞かせたのになぁ。
仕方ないって、納得したはずだったのになぁ……!

ぽたり、と、布団を握りしめていた葵衣の手の甲に、水滴が落ちた。

朝霞 葵衣

死にたくないよ、俺。
これからも、朱音の隣にいたいよ

朝霞 葵衣

これからも……、朱音と一緒にいろんなところに行って、いろんなことをしたいよ……。
ここで終わりなんて、嫌だよ……。
俺は俺でいたい……。
死にたくない……!!


青い両目からぽろぽろと涙をこぼし、朱音の目を見つめ返す。

朝霞 葵衣

……助けて


蚊の鳴くような声で、ポツリと言った。

竜田 朱音

……うん、うん……!もう、やっと本音聞けたし……!卒業して、旅行行って、ずっと一緒。日常でも非日常でも、葵衣と居ればなんだって楽しいから

竜田 朱音

ぜったい助ける。君が体張ってあたしを助けてくれたみたいに。もう交換条件なんて出させないわ

竜田 朱音

完膚なきまでに叩く。葵衣を弄んだ罰ってとこね!

朝霞 葵衣

……あ、はは、怖いなぁ

GM

と、まだ涙は止まりませんが、それでもちょっと笑う。

竜田 朱音

葵衣がこの先も一緒にいるって言ってくれたんだもん。あたしは本気の全力

PL(美晴)

とはなをすすりながら強気に笑う

朝霞 葵衣

うん、頼もしいや

PL(美晴)

脆い青春(´;ω;`)朱音がんばれ…

GM

がんばれ……!

GM

ではマスターシーンをしめ…‥‥いよいよクライマックスフェイズに移ります。



【DX3rdリプレイ】さよならを君と | part.8

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