撮影はお終いか?ごくろうさんっと。

トキコⅢ

ありがとうございました。ではこれから私たち・・・・・・

猫屋敷 棗

ま、待って・・・

猫屋敷 棗

せっかく撮らせていただいたんだから、お礼に歌いたい・・・です

スタッフ

ええっ。確かに番組中でも歌ってお礼されることもありますけど~。

スタッフ

そんな予定じゃないからな~。店主さんが良いとおっしゃるかな~。心配だな~。

歌ですか!聴きたいかも!
ところであのぉ、スタッフさんってこんなしゃべり方でしたっけ?棒読みというか・・・?

トキコⅢ

などと言っていますが。

トキコⅢ

私が店主さんと話している間に、棗さんとスタッフさんは打ち合わせしていたのです。

嬢ちゃんは歌いたいのか。いいよ、時間なんて気にしないさ。

猫屋敷 棗

ほら!店主さんもそうおっしゃってるわ!

トキコⅢ

・・・と店主さんに言わせるためにわざともめているのですね。
トキコⅢのサーチ力はそう感知しました。

スタッフ

準備できてまーす。

猫屋敷 棗

じゃあ・・・聴いてください

へぇ、サマになってるなぁ。
そういや嬢ちゃんたちって・・・

トキコⅢ

しーっ。始まりますよ。

変わり種のアイドルソングか。音楽は詳しくないが・・・
この歌詞は・・・

この曲は一朝一夕で作られたモノじゃあない。愛と、作りたいという一心が伝わってくる。

あるいは誰かと協力して、知恵を絞った楽しさか。
懐かしいな。

トキコⅢ

お疲れ様でした。

嬢ちゃん、あれか。
アイドルのナツメさん。そして作家の猫屋敷先生。

え?言ってなかったっけ!?と編集スタッフ一同は思いまして。
確認すると「アイドルだ」とは一言も伝えてなかったみたいですね。あらまあうっかり。

というわけでまさかのここで自己紹介。
(番組の都合上カット。早回しで、会釈するアイドルたちの様子が映される)

それにしてもよく気がつきましたね。ファンだったとか?

うちの姪っ子も歌が好きだったのさ。嬢ちゃんの歌とか小説に「まけてらんない」とか言ってたっけ。

俺もまけてらんない、な?
そんな風に思えたのは久々だ。

猫屋敷 棗

私は、あなたの作品が好き。
モノづくりへの愛は、誰にも否定されるべきじゃないから・・・

猫屋敷 棗

どうかまた、何かを作ってください。
私もまけてらんない・・・です。

猫屋敷 棗

そう、伝えたかったの・・・

じゃあ今度こそお終いだな。ありがとさん。

トキコⅢ

こちらこそありがとうございました。ではこれから私たちが行くべき、オススメの場所を教えてください。

そういう番組か。
あっちの方に町があるだろ。少し中に入るとでかい噴水があるから、行ってみな。

猫屋敷 棗

噴水ね。水の、ありのままの流れを変えて、人が作ったひとつの作品。

猫屋敷 棗

・・・噴水を目指しましょう。
ありがとう、店主さん。

おう、またな。

にゃーんと猫ちゃんがあくびしてます。
この良き出会いを大切に、二人の旅は続きます。

猫屋敷 棗

行こ、トキコ。次の出会いに。

トキコⅢ

はい。未知を拓きましょう。

~つづく~

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