調理実習だから、
適当に
グループになれ
――――――
死んだ
えっ、あっ、
無燈くんが人を寄せ付けない
オーラを放っている
誰でも良いから
グループに入れてくれ
む、無燈くん!
……!
加糖さん、どうした?
あ、あのグループって…
丁度良かった。
それが――
加糖ちゃん、
一緒のグループ、
入らない?
えっ
えっ
いいかしら?
あっ、うん…
折角だから、
無燈くんも一緒がいいな!
あら、残念だわ
もう男子は集まってるの
え、あ、そ、そっかー
無燈くんと一緒が良かった?
大丈夫、
Bちゃんと一緒がいいな!
ごめんね。
私も残念だけど、こればっかりは
問題ない。
楽しめるのなら、
その方がいいと思う
その方が……いい…
そ、そっかー
加糖さん…?
あ、だめだ。
こんな表情しちゃ困らせちゃう
加糖さん、
何か僕は悪い事を言っただろうか?
だ、だっ……
・・・・・・だ?
ダイジョウブー
……!?!?
完璧に出来た!
素晴らしい笑顔!
何か言ってしまったようだ
………
……体調悪いのか?
・・・あれ
このポーカーフェイスを見破るとは
さっきから、何で
不自然な無表情なんだろう…?
じゃ、じゃあ行くね…!
う、うん…?
始め、何処で間違えた?
全然分からない…
で、グループ決まったかー?
グループ分けのことを
忘れていた