空が、割れる。
 そこから現れるのは、いくつもの黒い影。蠢くそれらは世界の蹂躙を開始する。

GM/アルン

「邪神様だー!」

 はしゃぐアルン。その目に光は宿っていない。

GM/アリス

「あれは……何なの……?」

 世界中の人々が、その光景を目にし、絶望する。

GM/長男

「あぁ…終わりだ…破滅だ…」

 世界は漆黒の闇に包まれ、終わりを迎えようとしている。

リラン

「ッ!? か……マリア! これは、これはいつのことなんだ!!」
未来見えるの知ってるからそこは省くよ

エリト

「……sûrement pas(ありえない)…でも…これは…!」

ヴェルンハルト

「兄……上?」

ラースハルト

「あの力があれば……!」

 そこには見知った者たちがいた。
 今まで出会った人々、それ以外。様々な人たち。
 それらはみな一様に絶望し、心に宿る邪神の欠片、それを目覚めさせ──龍と変わる。

エリト

「っあ、あああ……っ!」(SAN逝きましたよええ

 その光景を見ていたアリスの背後で、アルンが笑った。

GM/アルン

「これで姉さまは死なない。あは、あはは、あはははははは、アハハハハハハ!!!」

 終焉の訪れと共に、機械の国では機械の暴走が始まり、各龍の都では、古代龍が目を覚ます。
 クリエント、ゴルザード、それ以外の龍たちは、みな一様に復活を喜び、闇に包まれて、共に世界の蹂躙を開始する。
 最早ここに人はいない。人は食われ、竜となる。
 やがて闇の訪れを喜んでいたアルンすらも飲み込まれ、ただ一人、アリスだけがこの世界に残された──。

ヴェルンハルト

「あれは…力?……純粋な力?」なぜか退行起こした感じで

ティキ

「…………正直、報酬は要らないんだ。私がとどめを刺しても、そこのヴェルさんにあげてもいいと思えるくらいには。
 でも、まあ。人間出来るだけ生きたいしね……緩やかで確実な死か、それ以外か。万が一にでも可能性が有るなら――後者を選びますよ」

ラースハルト

「・・気が変わった・・・・今回だけは特別に手伝ってやろう」(倒した後闇の力を抜き取らせてもらうとするか・・・)

リラン

「やる気が無いなら参加しないでほしい……といつもなら言うところだが、今回は流石に人手が欲しい」

ティキ

「あ、じゃあリランさん。いっしょの部屋にいても良いでしょうか?」とリランさんの部屋に止まっていいか聞こうと。
まあPL的には断られるの前提なんですがね

リラン

「私の部屋というか……村人と同じ部屋だがそれでもいいか?」

GM

マルマゴです。

ティキ

「あ、うん。それでもいいよ。マルマゴさんも、それでいいかな?」

GM

「すでいい」

一同

GM

すでのな

一同

逆さ読みかよ!?

ティキ

「え、えーと。
 !くしろよ ……でいいのかな」

エリト

「…ソフィー、お母さん、お父さん。・・・・無事…ッスよね。…邪神、心を許しちゃ駄目、…ッスか。オレは…大丈夫なんスかね…?」(誰に問うでもなく

 マリア曰く、先のリランが戦ったサソリ。それに、最近この集落を襲う盗賊団の中にも、邪神の力を強く宿したもの、つまり魔族が混ざっているらしい。
 彼らを野放しにしておけば、終焉ノ獣の目覚めが早まってしまう。
 来るべき戦いの時に備え、未来を変える方法を模索する必要があった。

ティキ

「(…………なんか、考え込んでるねぇ……。あの村長とリランさんが、なんとなく……いや、ないか。気のせいだね。
 考えることは悪くない、けれど深読みするのはあんまりよくない。古事記にも乗ってる……古事記って何だろ)
 ……そういや、リラン。そのバンダナ外さないね? 洗わないの?」

リラン

「……っ!! ティキ、か。このバンダナか?一応定期的に洗ってはいるさ」

ティキ

「……でも、にしては洗ってるところ見ないけど……お風呂はいるついでにも洗ってるの?
 あ、そだ! どうせだし、今度一緒にお風呂入らない? あと、今度適当にバンダナでも探してあげよっか?」

GM

母が唯一残してくれたーばんだーなー

リラン

言おうとしたことを言われた―(笑)
「悪い。考え事をしていた。バンダナはいくつか持っているからな。洗濯するときにまとめて放り込んでいるさ。
風呂、か? すまないな。額に酷い傷があるから見られたくないんだ。このバンダナもそのせいだ。それに……このバンダナは、母さんの形見なんだ」

ティキ

「……そうなんですか。じゃあ、どうせだし今度買いますね。お風呂はダメですか、残念。
 …………と。それは、なら、……大事ですね。……あの。……お母さんは……いえ。
 お母さんには、会えましたか? それだけ教えてくれれば、あとはもう寝ますね」

リラン

「さあね、母には会えたのかな……私には分からないよ。ここに来た意味さえも。
私もそろそろ寝るとしよう。おやすみ、ティキ」

ティキ

「……そう、ですか。……おやすみなさい」

 さて、本セッション。この回を持ってその後行われることがなかった。
 各自の時間が合わなかったことやメンバーの一部と連絡が取れなくなってしまったこともある。時折集まってセッションはしていたが、別のものをやってそれもまた途中で終わるなど、中途半端な形になってしまった。
 本セッションが最後に行われたのが2013年9月某日。GMの誕生日でもあったのはまあおいておくとして。
 それから、集落に襲来した盗賊と、彼らが呼び出した竜、ディアボロスドラゴンは無事討伐された。
 そうして彼らは黒い獣に対抗するため、各自が別れ旅に出ることになる。
 ギイはその過程でローク=アル・テーゼの軍に復帰。他の者たちもそれぞれの道を歩むことになり、彼らの活躍もあってか、ソレの目覚めを遅らせることに成功した。

 物語はこれにて終わりを迎える。ありがとうございました。

 5年後。

 2018年1月某日。


 

GM

それではセッションを開始しよう。今回予告!

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