GM/アルン

「・・・・・・」

 自室で寛ぐアルン。その胸につけたブローチが外れ、ひとりでに浮かび上がる。やがてそれは、擬態を解き、竜の姿となった。

GM/ジャバウォック

「旅だったか」

 その竜は出生のよく分からない、謎多きドラゴン。その情報を知る者は一切おらず、一体どんな能力を持っているのか、全く分からぬ存在。

GM/アルン

「えへへ、みんな邪神になるのー」

 とても楽しそうにはしゃぐアルン。まるで幼い子供のよう。

GM/アルン

「そうすれば、争いなんて起きない♪」

GM/ジャバウォック

「だがそうなれば、邪神――竜同士の戦いが始まるのではないか。それこそ1000年前の繰り返しになる」

GM/アルン

「なら頂点を決めればいいの。私が支配するよっ」

GM/ジャバウォック

「その結果、神龍は自らを犠牲に古代龍を封じることになった。何をしようとも、争いはなくならぬ」

GM/アルン

「もー、うるさいなー! それよりも計画はどうなっているの!」

GM/ジャバウォック

「順調に動き出している」

GM/アルン

「ならなんであの男は店に通っているの? クラウドは失敗したんじゃないの?」

GM/ジャバウォック

「お前の父親の記憶は確かに消した。通っているのは偶然だろうて」

GM/アルン

「嘘だッ! あいつは、あの男は父親なんかじゃない。あの男を、早く殺せ。殺せよ?」

GM/ジャバウォック

「そう急かすな。未来が揺らぐ。貴様の姉が助かる為には、一年を待つ必要がある。それまで、存分にあの男を利用しようではないか」

GM/アルン

「・・・・・・分かった」

GM/アリス

「アルンー、入るよー?」

GM/アルン

「はーい♪」

 邪悪なる龍は再びブローチへと戻り、日常は続いていく。

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