その男は村付近の森にやって来ていた。
今日の食糧になる動物を狩りに来ていたのだが、不運なことにそこでドラゴンと遭遇してしまった。
その男は村付近の森にやって来ていた。
今日の食糧になる動物を狩りに来ていたのだが、不運なことにそこでドラゴンと遭遇してしまった。
おおっと?
ドスン、ドスンと大きな音を立てながらやってきたのは漆黒の鱗を持つ竜、ブラックドラゴンだ。
いきなりしにそうなんだが
おとんじゃないよな…
その竜は腐食した息を放つ。ロトンブレスをまともに食らえば肉体は朽ち果てるだろう。その竜はまず尻尾で攻撃してくる。テイルアタック!
探索─操作判定:4 運判定:1|バトル─攻撃:掠る 防御:直撃|神秘─占:戦車 星:水星
探索─操作判定:1 運判定:3|バトル─攻撃:命中 防御:掠る|神秘─占:月 星:双魚宮
「なに?敵か!?よけきれん!」
そして、バックステップ気味に体制を立て直します。
ドラゴンは今の一撃で仕留めたと思ったのか、驚いている様子。すかさず追撃の態勢を取るが──
とりあえず、間合いに踏み込んで腹を殴りに行きます。
探索─操作判定:5 運判定:2|バトル─攻撃:外れ 防御:ガード|神秘─占:魔術師 星:巨蟹宮
キミから追撃が来るのを感じ取ったのか、翼を広げ宙へ浮かぶ! この巨体、どうやら飛ぶらしい! そのまま地上に向けてブレスだ。
探索─操作判定:4 運判定:5|バトル─攻撃:命中 防御:カウンター|神秘─占:星 星:天秤宮
探索─操作判定:5 運判定:2|バトル─攻撃:掠る 防御:ガード|神秘─占:悪魔 星:月
こ、こいつ…女神さまに守られてやがる……!
女神様…っ
女神様……!
後方にあった木を盾にしながら防ぐ! そのままやり過ごせるか?
うむ。ドラゴンは今のブレスでさすがに仕留めたと思ったのか、そのまま飛んでどこかへ去っていった。別に餌にしようとしていたわけではない。あたりをみれば、ドラゴンのブレスにより木々が腐っていた。間一髪、キミは命からがら生還することに成功した。
では、このまま脇目も振らず、逃げ出します。
では、君は森から抜け出した。しかし困った。今日の食糧を狩れなかった。キミの実家は長男が後を継いでいる。実家を出たキミは副業でやりくりしていたが、それでも金が足りなくなって、こうして日夜野生の動物を狩る日々だった。さて、どうする?
流石にこの生活には耐えられん。村から実家に戻りそこで土下座外交を。
「今更戻って来て何のつもりだ?」
「すまない、どうかこの不祥の弟に食料と水を分けてはくれないだろうか」
頭を下げて言いますね。
「はぁ…」溜息を吐いた後「今回だけだからな」と言って恵む。
「ありがとう、兄上」
恭しく受け取りますね。
「こっちに戻って来る気にはならないのか? うちの農場でひっそりと農民暮らしも悪くないと思うのだが?」
「私がいても邪魔だろう?私のことは気にしないで欲しい。ただ、人出が必要な時はいつでも呼んでくれ」
「邪魔何て事はないんだがな。ああ、そういえば。南東の砂漠に集落があるのを知ってるか?」」
「南東の砂漠に?」
お、ここでつながるか
「アルテント砂漠にあるという集落地ト=ム。そこに最近盗賊が現れるらしくてな。それの討伐の仕事がスレイヤーズギルドの方に出ていた。ドラゴン退治よりは盗賊退治の方が性に合っているんじゃないか?」
「ふむ、その仕事なら、あるいは...分かった兄上その依頼を受けよう」
「わかった。依頼受理の話は俺のほうでつけておく。報酬はあとでそこで貰ってくれ。それと、これは餞別だ。集落地まではこれで持つだろう。馬も手配しておく。あとは大丈夫か?」
「分かった。問題ない。さて、いつ立てば...いや、今から向かおう。餞別感謝する。」
「ん、泊まっていかないのか?」あれ? 弟を冷たい目で蔑む気が何か弟想いになった長男。
「寝ずに歩けば一日でつくんじゃないか?だったら今から向かうのが合理的だ。それにそこまで兄上の世話にはなれない」
「いや、かなり距離はあると思うぞ。何せここは田舎だ。砂漠まで歩いてって…」馬! 馬いるから(笑)
「どちらにせよ...か。では明日馬車に乗って向かおう。寝床は外か厩でいい。」
そうしてヴェルンハルトは炎龍の都から、集落地へ向け出立した。