隣に好きな人が居て、一緒に花火が見れるなんて・・・凄く幸せだな。それに今日は銀河が生まれた日、なんだ・・・そんな日に一緒にいられるなんて

 そう思えば彼の事が愛しくなって来て、そっと肩を寄せる。
 突然の重みに銀河は一瞬驚いた様子だったけれど、すぐに受け止めてくれた。

 会話は無い、だけど。
 愛しい気持ちはどんどん大きくなる。

 花火はその後も続けて上がり、今までで一番大きな花火が暗い空を照らした。

銀河・・・

 小さな声で呼べば視線が合った。

誕生日、おめでとう

大神銀河(おおかみぎんが)

プロデューサー・・・・・・

 私の言葉に銀河は驚いた顔をして・・・それから笑顔になった。

大神銀河(おおかみぎんが)

ありがとう、プロデューサー。

今日何度もその言葉は聞いた・・・だが、救世主が言うだけで全然違う。
何気ない言葉なのに・・・凄く特別に感じられるのだ

 言いながら銀河は言葉を噛み締めるかのように目を閉じる。
 その表情が何時もより大人びて見えてドキッとした。

 思わず見惚れてしまっていれば目を開けた銀河の視線が真っ直ぐに私の姿を捉える。

大神銀河(おおかみぎんが)

来年も再来年も・・・ずっとその言葉を聞かせてはくれぬか

うん、勿論だよ!

 それに笑顔で返せば銀河は相変わらずの真剣な表情で私を見つめる。
 ずっと見つめられると心臓の鼓動が激しくなっていった。

大神銀河(おおかみぎんが)

我は救世主を愛している。
この気持ちはこの先何年経っても変わらない・・・だから

・・・・・・・・・・

 ドキドキしながら言葉を待てば彼は静かに続けた。
 その頬は私と同じか、それ以上に赤い。

大神銀河(おおかみぎんが)

これから先もずっと我の隣に居て・・・我を支えてくれ。
その分絶対に幸せにするから

・・・・・・・・・・!

これってもしかして・・・・・・

 先程とは比べ物にならない程心臓の音が煩い。
 どうしてなのか、目頭に熱い物が滲む。

大神銀河(おおかみぎんが)

・・・プロデューサー?

 驚いたような表情をする彼の姿さえ・・・涙で余り見えない。

・・・ん・・・うんっ

 気の利いた言葉なんて何も出ない。
 だけど嬉しくて仕方が無かった。

 この気持ちを伝えたくて思わず抱き着けば、驚きながらも受け止めてくれる。

・・・来年も再来年もその先もずっと・・・銀河の誕生日は私が祝うから

大神銀河(おおかみぎんが)

・・・うむ

だからこれからも・・・宜しくね

大神銀河(おおかみぎんが)

・・・ああ、勿論だ。
我がプロデューサー以上に愛しく思う相手なんて・・・この世に居ないのだからな

 その言葉が聞こえると同時に抱き締められる力が強くなったのがわかる。

・・・幸せだな、凄く

 これからもずっとこの幸せが続いて欲しいと願う。

これからもずっと・・・銀河と一緒に

 その未来が来るのはきっとそんなに遠くない。
 それを教えようとするかのようにハート型の大きな花が・・・夜空に咲いた。

『Fratello』【大神銀河誕生日番外編6/6】花火大会での誓い6

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