天と地を繋ぐ七色の光によって
ワシらの心は、ティンクル輝いた。

そして、ティンクルの輝きは、
ティンクル界へのゲートを開いたのじゃ。

それからワシらは、七色の光を辿り、
ティンクル界へ向けて帰る道のりを歩み始める——

キタック爺さん

……はずだった!!

サンタ

え?はず……だった??

キタック爺さん

そうじゃ。七色の光によって、ティンクル界へのゲートが開いたことで、ワシらは帰り道を見つけた。
そして、ティンクル界へのキタク(帰宅)道を進み始める!!

……はずだったのだが。

サンタ

キタック爺さんのキタク道に一体何が!?

キタック爺さん

引っかかってしまったんじゃ。

サンタ

引っかかる!?……って何が??

キタック爺さん

……キャップが。

サンタ

え?キャップって……帽子の事??

キタック爺さん

ああ、そうじゃ。この星ボーシ界のキャップ(帽子)が頭に引っ付いたままでは、ティンクル界へ辿り着けないのじゃ。

サンタ

へ!?どうして!?

キタック爺さん

この星ボーシ界に、結界が張られているからじゃ。

サンタ

けっかい??

キタック爺さん

そう、結界じゃ。

それは、ワシらが、七色の光に向かって進み、ティンクル界まであと一歩という時の事じゃった……

ふと、頭に何かがハマったと思うと、
どこからともなく、不思議な声が聞こえてきてのぉ――

「ハハハ。私はサンスターン。通称サタン。

そこは、試練バリア地帯。
その帽子を被っている限り、
その結界(バリア)は越えられないよ――」

サンタ

サンスターン??試練バリア??

キタック爺さん

ワシにもよう分からんが、この星ボーシという異世界は、サンスターンと名乗る者が取り込んだ世界のようじゃ。

そしてその者は、試練バリアと称した結界を張り、ワシらを試しているようなのじゃ。

サンタ

試すって・・・・・・??
僕たちが、星ボーシ界を超えられるかどうかを試しているってこと??

キタック爺さん

恐らく、そうじゃ……。

つまり、ティンクル界へキタクするためには、この星ボーシ界のキャップ(帽子)の呪縛を解き、結界を超える必要があるのじゃ。

サンタ

帽子の呪縛を解くってことは、この帽子を手放すってことでしょ??

一体どうやって??

キタック爺さん

それには、本来ワシらの心にあるティンクルの光を、開放すればよいのじゃ。

サンタ

ティンクルの光!?

キタック爺さん

ティンクルの光とは、心の光の事じゃ。

サンタ

心の光……!?

キタック爺さん

ワシらは、星ボーシ界のキャップ(帽子)の影響で、ティンクルと輝く心の光を、忘れかけておる。

それは、心が眠りについた状態という事なのじゃ。
だが、そのままでは、ティンクルな心の光が霞んでしまうのじゃ。

サンタ

え!?それは大変!!
心の目を覚まさなきゃ!!

キタック爺さん

そうじゃ。ワシらには、心の目覚めが必要なのじゃ!!

心が目覚めれば、星ボーシ界のキャップ(帽子)の呪縛から解放されて、ティンクル界へキタクする道へ進めるはずじゃ。

サンタ

そうか。僕らには
心の目覚めが必要なんだ――。

もしも、
僕らの心の目覚ましが,
天(ソラ)に向かって鳴り響いたら……

キタック爺さんの夢見るキタク道――いや、みんなの希望に満ちたキタク道は開かれて、僕らの心は、天(ソラ)を翔る(かける)光になるのかもしれないんだ。

~つづく~

第三話~キタク道~

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