……まずい。

このままではいけないという思いが、にわかに膨れて苦しくなりました。

月日が経つのが…早すぎる。

学生の頃は、こんなにも「何もない」日々が続いていたでしょうか?
こんなにも、記憶に残らない一日が繋がって出来ていたでしょうか?

このままじゃ、空っぽの人生になってしまう…。

気の向くままに時間を費やし、気づけば寝る時間になっている――
それこそが有意義な暮らしかと思いきや、そうではなかったようです。
やりたい事をやっているはずなのに、無価値に感じられるのは何故でしょう?

最近のことで記憶に残っているのは…
弟に言われた言葉。
あと、気まぐれでお絵かき配信をした時に、アドバイスを受けたこと。

絵は全く描けないと言っていいレベルなのですが、模写を淡々と続けていたら、数少ない視聴者からアドバイスを頂いたのでした。

何が違うんだろう…?残るものと、残らないもの。

弟との会話にも、記憶に残っていないものが沢山あります。
配信でもらったコメントにも、覚えていないものが沢山あります。

……………。

昨日見た人気配信者の配信内容は、覚えていません。思い出そうとすれば思い出せますが、その程度です。鮮烈に、この脳裏に焼き付いて離れない、というほどのものではありませんでした。

頑張って作った楽譜での演奏会、そのスタンディングオベーションの光景は……今も忘れられない。

ゲームのランクマッチで、弟と一緒に工夫した作戦がうまくいって勝てたときの声も……忘れられない。

大好きな先生の前で、機材をダメにするような失敗をした時のことも、本当に忘れられない。

でも…昨日読んだマンガのお話は、中々思い出せないな…。

何が違うというのでしょう?
マンガだって、強く感情を揺さぶってくれる素晴らしいメディアのはずです。

自分の絵に受けた指摘。
自分で書いた楽譜。
自分で考えた作戦。
自分が壊しそうになった機材。
自分が嫌われそうになった事。

…そっか。
当事者だからだ。

配信者がどれだけ上手にゲームをしても、自分が上手く出来たわけではなく。
弟がどれだけ他人のことを話題にしても、自分のことを言われているわけではなく。
マンガの世界に何が起ころうとも、自分の世界には影響はなく。
それは、取るに足らないことなのかもしれません。

結局、記憶に残る大切なことって、自分に関係するものばっかりってことか…。

傍観者じゃなくて、当事者としてものごとに関わって暮らしていけば、虚しい気持ちにならなくて済むのかな。

自分に直接関わることは、つまり、リスクを伴うという事でもありますから、勇気や知恵を持った方がいいのでしょう。
気の赴くままに暮らしていた私は、そんな覚悟が必要なものは遠ざけて、楽なことだけを選んでいたのでした。

はぁー…。楽に生きたい…。

そして、この考え方を変えられないままでは、虚しい日を繰り返してしまうのでしょう…。

記憶に残らない日

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