2020年 初夏
　

東京オリンピックが、すぐそこまで来ている事で

浮き足立った東京都

　今日も、１日の授業を終わらせ、

放課後に井の頭公園のベンチで、

キャッキャウフフしている、人達を見ていた。

　すると、
17時を、伝える鐘の音が、

吉祥寺の街に鳴り響いた。

この世界は不条理だ、

金持ちが私欲を、
　　　　　　　肥やして搾取している。

　戦乱の時代は、

強いものが
成り上がれる時代だった。

もちろん、階級格差はあった。

だが、
下剋上も日常茶飯事だった。

　俺の先祖、

初代
柳生 十兵衛 三厳もそうだ。

うだつの上がらない、
田舎藩主だったにもかかわらず、

天下の将軍剣術指南役にまでなったのだ。

　そう言って、道場に向かって歩いていると、

小さな子供が、
歩道から急に飛び出したのが見えた。

　子供の先には、

　

大型のトラックが、
走っていた。

運転手は、子供の姿には気づいていない。

子供は、俺の声に
気づいてはくれなかった。

　急いで子供の所へ走り、

子供を突き飛ばした。

その瞬間、
鼓膜を切り裂く様な
ブレーキ音が聞こえた。

　俺が覚えているのは、ここまでだった。

異界転生伝奇

作者：ALMa様

刀を握ると、
異世界転生伝奇の続きが読めます。
(小説家になろう！リンク)

以下、ALMa様の作品紹介文

かつて、最強と謳われた剣豪、柳生十兵衛。

その最強の名を継承し者、
柳生神陰流継承者 三代目 柳生 十兵衛。

彼は異世界に飛ばされ、

同じ境遇だった八代目 風魔小太郎と

平安時代 最強の陰陽師、安倍晴明に出会う。

彼らが飛ばされた異世界『モントデルニック』は
宗教戦争と魔物の侵略で、混沌とかし、

正式宗教 『神王教団』以外は
邪教として魔女狩りにあっていた。

ある日、魔女狩りにあっていた、
一人の少女［ルクレティア］を助けるために
神王教徒を殺害してしまう。

十兵衛ら三人は
ルクレティアの過去に起きた事を知り、
彼女を助け神王教団を解体するために立ち上がる。

戦と血と権力で汚れたこの世界で、

4人はどのように抗えるのか。

力が全ての異世界で繰り広げられる

剣戟乱舞のダークファンタジー、ここに解禁