フェン

あ、戻ってきたみたいですよ

アルド

ヒナタ……

ヒナタ

ごしゅじんさま……あの

アルド

守ってくれて、ありがとう

ヒナタ

え?

アルド

ヒナタのおかげで、あいつは追い払えたんだ

アルド

だから、ありがとう

ヒナタ

で、でもっ……ヒナタは、ごしゅじんさまを

アルド

大丈夫だよ、だって……ほら?

ヒナタ

……きずが、ふさがっているの?

アルド

うん。まだ完璧には塞がっていないから、一応包帯は巻いてるけど……でも全然痛くないんだ

アルド

ほら、だから……泣きそうな顔しないで?

ヒナタ

ごしゅじん、さま……っ

ヒナタ

ごしゅ、じんっ…さまぁあああああ!!!!

アルド

ひ、ヒナタ!?

フェン

あー、アルドさんがヒナタちゃんを泣かせたー

ルーク

うわ、アルド最低だな

アルド

フェンさん!?ルーク君まで!?!?

フェン

あははっ

ルーク

ま、良いじゃないか。”パートナー”として、お互いに認めたんだろう

アルド

パートナー……

アルド

ねえ、ヒナタ?

ヒナタ

な、んなのっ、ごしゅじんさま……?

アルド

その「ご主人様」っていうの、やめてくれないかな?

ヒナタ

い、いやだったの!?

アルド

嫌っていうか……ちょっと恥ずかしいかな

アルド

せっかく僕達「パートナー」になったんだからさ

ヒナタ

で、でも……

アルド

それとも、やっぱり僕とパートナーなんて嫌かな……?

ヒナタ

そ、そんなことないのっ!!

アルド

それじゃあ……ね?

ヒナタ

……アルド

アルド

もう一回、今度は笑顔で

ヒナタ

むぅ……

ヒナタ

アルドっ!

アルド

うん、ヒナタ!

フェン

…良かったね

ルーク

ああ、どうなるかと思っていたけど……これで一安心だな

pagetop