ラ フルッタ…
イタリア語で“果実”の意味。シチリアのブラッドオレンジが代表格だが、他は大体日本と同じ果実が成っている。
ただしイタリア産のフルーツはイメージと違ってあまり甘くなくて美味しくない場合が多い。
ラ フルッタ…
イタリア語で“果実”の意味。シチリアのブラッドオレンジが代表格だが、他は大体日本と同じ果実が成っている。
ただしイタリア産のフルーツはイメージと違ってあまり甘くなくて美味しくない場合が多い。
ラフルッタさんを紹介した事に関しては、うん…くるも未だに正直スマンかったなって思うことあるよね…んおあ
なぜか試合後のプロレスラー
口調なのは気がかりだが、
滅多なことで自分の非を
認めない岩女、
マリナーラがそういう言うように、
ラフルッタさんは
一筋縄ではいかない女だった。
あれは今からもう七年前のこと。
作者が門前仲町のパチンコ屋で
ふらふら働いていた時代、
近所だし、兄ちゃんと同い年だから丁度いいんじゃない?
と軽い感じで紹介された
女性がラフルッタさんだった。
どうも!はじめまして
第一印象は良く言うと
目力
がものすごくて華奢で笑顔が
ある程度可愛らしい女性
皮肉ると東南アジア諸国辺りから
フラッと出稼ぎにやってきた
コンビニ女性店員みたいな容姿で、
内から滲み出る元気と
素朴さに好感が持てた。
それから数週間後のお食事デート。
門前仲町のファミレスで
低投資高面白トークの
コスパ作戦に徹して楽しい時間を
過ごせた自信があった僕は
あわよくばラフルッタさんの家も近いし、このままイケるんじゃないかな。にしし
というレベルの手応えもあって
俺、ラフルッタさんの事やっぱり好きみたいなんですけど…よかったらこのまま付き合いません?
こういう事言うと重い女って聞こえるかもしれませんが、それでも私どうしても思ってることは全部言わないと気が済まない主義なんでいわせてもらうと、ピッツァさんて長男ですよね?
え?は、まあ
実は私のお家にもそれなりに固定資産があって、
もうすぐ親の介護の問題とかも迫ってて、
果たしてピッツァさんが私の家を継ぎつつ、
家族の面倒をそれに耐えうるだけの器量や忍耐力が果たしてあるか…
ちょっと今日の感じだけだと疑問符が付くんですよねえ
え、あうーん。そう思うんならそうかもしれない、ですけれどもね。俺もふらふらしてるから実際。あはは
ごめんなさい!
いや私だってまだお付き合いしてるわけでもないのに、
そんなの考えるのは早すぎるッて頭ではわかっているんです。
でも、やっぱりどうしても気になってしまって
気を悪くしたらごめんなさい。
でも私もうちょっと時間をかけてお話ししたいっていうか、
そりゃ全く興味のない人だったら私ここまで気を使わないし、そこは自信を持ってもいいんじゃないって感じなんですよ
でも、ピッツァさんの良いところも結構あって、私と違って落ち着いてて話し方上手だし、顔もそこまで悪くないっていうか
語尾こそギリ気を遣ってるけど、基本上から目線の物言いなんだよなあ、この子
ウィルスまがいの
猛威を振るった
ラフルッタさんに
ブルッた俺は
まあ、今のラフルッタさんのお気持ちは分かったんでまた今度
とファミレスを出た後も、
ずっと一方的に先の調子で
捲し立てるラフルッタさん。
業を煮やした自分が
半分自暴自棄の勝負に出た。
そっか、寒くなって来たね。続きはラフルッタさんの家で話す?のも良かったりして
と言いながら肩に手を回そうとすると
あ、あれ?
今俺ぶたれた?
やめて下さい!私そういうやり方嫌いです!!
あ、うん。だよね、ごめん
じゃあ、俺にどうしろと…
だからそういう事じゃなくて、私が思うにピッツァさんの本当の良さっていうか、可能性はその大らかさにあるわけであって〇×△□↑L1R1↓L2R2→…
もはや意味不明過ぎて後半は暗号ワォ!!
門前仲町の地下鉄の改札口で
そんな埒のあかない会話に
あーでもない、こーでもないと
三〇分くらい散々
管巻かれた挙句、
とりあえず、今度のデートで続きは話そう
とまとめて、
なんやかんやでその後も
2~3週に一回ぐらいは
どっか遊びに行ったり
飯食ったりしていた。
その際にそれとな
く交際を申し込むが
私、虫歯のある人とはちょっとどうしても抵抗あるんですよ。虫歯だった元カレに虫歯を染されたことがあるんです!!
とヒステリックに
過去を告白されたり
し、知らねえよ。んなもん!ちょっと涙目になられてもな!
どうやらピッツァさん、
このまえ私が送ったメールの内容ちゃんと読めていないみたいなんで、
そのとき私がどう思っていたか、
どういう経緯や意図でこうなったのかをきちんと順を追って説明させていただきますね。
え、ああ。はい、じゃあよろしくお願いします…
この三行目の問Aですけれども、
ピッツァさんは私が怒ってるから気を遣ってBと回答しましたけどこれは大きな間違いです。
なぜなら私はそもそも怒っていないし、
伝えたかったのはこういう事で…
※その詳細を覚えていればもっと面白く書けたのだろうけど、
遠い昔の事だし、
そもそもあまりにどうでもいい内容だった気がするので割愛します
そして次回に続きます
後編へ続く