中学へ進学し、
地獄の日々から解放されたと
思っていました。

しかし実際、
スッパリ忘れたり
開き直る事は出来ませんでした。

夜、ベッドに横になると
思い出してしまうのです。

痣は消えても
そこが痛む気がする。
頬にはまだジワジワと広がる
熱を感じる気がする。

朝が来るのが
とても憂鬱で、
中々寝付けない日々が続き
少しずつ遅刻が増え始めました。

いい加減にしなさいよ!!

良く寝れないから体調が悪いの!!

どうせ夜中にゲームでもしてるんでしょう!!

してない!!

ママも仕事行かなきゃならないんだから!!早く準備してよ!!!

お願いだから放っておいて!!
勝手に行くから!!!!

先生から休みも多いって言われてるんだから!!放って置ける訳ないでしょ!!
恥かかせないで!

昼から行くって言ってんじゃん!!!
もう構わないで!!!

あっ!ちょっ!?

学校が嫌いな訳ではなかったのです。

お昼過ぎの登校は多かったけど
小さな田舎町なので
幼稚園から中学までは
皆同じ顔触れで
いわば全員友達みたいなものだし、

筋トレや練習はキツかったけど
部活も楽しくて

行ってしまえば
なんてことなかった。

自分でも何故朝になると
学校の正門を見ると
突然行きたくなくなるのか

全く解らず

母と激しい口論を
繰り広げる度に
凄まじい苛立ちと後悔と
不安と絶望みたいなものが
ごちゃ混ぜになって
殴りかかってくるように
感じました。

・・・仕事行ってくるからね・・・
ちゃんと学校行って・・・お願いだから

・・・・・・・ん・・・

『明日は朝から行くから』

『ちゃんと朝練から
出るから

明日は
明日は・・・・・』

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