ごくごく一部の
ピッツァファンに最後に
告白せねばならない事がある。
『純喫茶モロウ』
に登場している準主役・・・
ごくごく一部の
ピッツァファンに最後に
告白せねばならない事がある。
『純喫茶モロウ』
に登場している準主役・・・
どぅも
ナルサワくんは実在する。
もっと言ってしまえば
一緒の職場で働いている。
どぅも
日大芸術学部卒
(当時は見込み)、
マイペースな喋り口と
シニカルな目線、
今は亡きスケボーキングの
SHIGEOにそっくりな
オシャレだるそうな雰囲気。
そして何より自分と同じ、
奇妙な何かに遭遇した時、
好奇心で胸が躍ってしまう
悪戯な感覚・・・
そんなナルサワ君とは
とことん気が合った。
ある日オレ彼女と一緒に街歩いている時に急に腹が痛くなって内緒でパチンコ屋のトイレに駆け込んだんですよ。
それで中々うんちが出なくて、すごい踏ん張ったんですよ。
未だかつてないくらい。
それがすごい苦しくて。
多分日本一と言わないまでもこの建物内で一番辛いんじゃないかって思ったんです。
でも待てよ、と。
このパチンコ屋では午前中で10万負けてる人とかきっといるはずだし、そういう人たちと比べたら本当に俺って一番辛いのかなあって疑問が湧いてきて。ちゃんと考えようって思ったらちょっとトイレから出れなくなって。
それから妄想はどんどん膨らんでいってこのパチンコ店内の人々の暮らしとかを緻密に妄想していったら気づいたら1時間くらい経ってたんですね。掃除のおばちゃんってなんで未亡人率高いんだろう、とか。
それでとりあえず待たせてた怒り心頭の彼女にその妄想の事を話したら別れを告げられました。
・・・ワォ。彼女の怒りは水洗トイレじゃ流せなかった感じ?
うん、全然足りませんでしたね。
うんちもあんなに踏ん張ったのに小指の先ほども出ませんでした。
そいつぁ、うんが無かったね!!
ちげえねえや!!
お分かりいただけた
だろうか?
彼もまた
気の毒な仲間たち
なのである。
というワケでそれからは
ナルサワ君と仕事中の
心地よい雑談は勿論の事、
プライベートでも食事に行ったり、
パチンコ打ちに行ったりと
非常に良好な関係を築いていった。
お前ら喋り過ぎ。もっと動いて働けよオラ!!
ただし仲良くなりすぎて
オーナーにもよく注意された。
そして無事に彼も希望の
広告会社に就職先が決まるが、
何とその勤務地は北海道の最北端。
業務内容が会社が
提携するお土産売り場の
店頭に立ちながらいかに
その店を宣伝するかを考える
という苦難なものであった。
それでもナルサワ君は入社を決意し、
三月でバッティングセンターを
辞める運びとなった。
その際にLINEで彼から来たのが
こちら
一か月半と短い間で結果はともかく笑、一緒にノリ打ちしに行ける仲になれたことが嬉しかったです。
北海道ではしもとピッツァの小説を読んで頑張りたいと思います。
はしもとさんも執筆ファイトです。
不純喫茶モロウに 成澤という登場人物が出てくることを楽しみにしてます!笑
お世話になりました。
また顔出します。
ありがとうございます。
小説も頑張って成澤くんの孤独を和らげるようなポップな作品を描こうと思います。
いつでも待ってます!
そしてその3週間後。
純喫茶モロウの第一話が完成し、
本人にお知らせすると
はしもとさん!
今読みました!
俺の名が!
結構主役級!
因みに作中の
ナルサワくんの
「どぅも」
「ワォ」
はオリジナルの口癖
そのままを採用した。
それからさらに半年ぐらいたった
夏の終り頃、
急にナルサワ君からLINEが届く。
オフレコな話で相談があるのですが大丈夫でしょうか?
との事で浅草のマックで
彼の話を聞く事になる。
後にこのエッセイでそのオフレコを
カンタンに晒されることになろうとは
この時の彼には知る由もなかった。
続く