東條 夕日

一体どこにいるんだ?

目的地に着いて、俺は人物を探していた。
・・・もう十分も。

電子マネーに残った金額は2473円。つまり、にしなみ・・・西波駅。

東條 夕日

いい加減にしないとアク◯リアスはぬるくなるし、ポ◯キーはチョコが溶けてしま

なんですとおおお!?

東條 夕日

ガッ!?

いきなり横合いから突き飛ばされる。気付けば飲み物もお菓子も袋ごと彼女に奪われていた。

ぐはははは!! お菓子が何とも美味しいでありますっ!!

東條 夕日

何だお前は。もしかして俺に使いを頼んだのはお前か?

ん? いや別にあなたに頼んだわけではないのですよ。ただここに来たのが偶然あなただったわけですな

東條 夕日

まあいい。やっと会えた

ええっ!!??
やっと会えたって...もしかしてあなたはあの時の少年?

東條 夕日

いやいや誰だよ少年って。そんな事はどうでもいい。取り敢えず次の手がかりをくれよ

いいですぜ兄貴。これでさあ。これがやつから受け取った例のブツです

東條 夕日

急に口調まで変わったな・・・まあいい。もらうぞ

受け取ったのは一枚の封筒。いつものように決まったものだった。

中から二つ折りの紙を取り出し、開く。

おすし=10
てんぷら=15
金髪軍人=29
とあるミス研の活動=?

東條 夕日

何だこれは?

知らないであります。ただ、小柳殿は、こちらの中に一つだけ正解があるという事でした!

そう言って彼女が指さしたのは、大量のロッカー。

東條 夕日

これ、いくつあるんだ?

全部で百であります。それぞれのロッカーには一つづつ番号が振り当てられているのです! ちなみに、鍵は私の好物だと彼は言っていたであります!!

なるほど。すぐ隣の赤いロッカーを見ると、56という数字が記されていた。

よく見ると、開けるのには三桁のパスワードも必要らしい。

では、今回は秘密も数字も特にないとのことなので、これで失礼するであります

東條 夕日

ああ。じゃあな

もう悔いはない。私のことは、忘れるんだ

一瞬、幻が見えた気がした。

東條 夕日

き、気迫が凄いな。いや、そんな場合じゃないな。百ものロッカーに千通りのパスワード。早くしないと今日が終わっちまう

兎にも角にも、俺はあの金髪軍人からの手がかりを頭に、必死に考えを巡らせた。

* * * * *

こんにちは。ご覧頂きありがとうございます。

さて、ロッカーとパスワード、手当たり次第に行くとすると、目的のロッカーが開く確率はざっと十万分の一です。

そんな無謀な挑戦に彼が挑戦するはずありません。きっと、頭を駆使して頑張るでしょう(笑)

・・・

・・・・・・・・・

・・・眠たいですね。

それでは、今回はこの辺りで失礼します(*- -)(*_ _)ペコリ

39.お使いご苦労様でありますっ!!

facebook twitter
pagetop