それじゃあそろそろ答え合わせをするぞ

算数の問題だが、残念ながら不正解だ。「正確な」直角だから、棒を頑張って立てても正解にはならないんだよ

わ、私が不正解だなんて...仮にもミステリーを物語っているんだよ私は

だからって完璧なわけじゃないさ。模範解答は、棒をコンパスの代わりに使うことだな。
直線の端に棒の端を合わせ、棒の反対端に指を当てて、直線を囲むように半円を描く。
直線の反対側も同様に、半円をかくと、半円同士が交差する所が２個所、直線の上下に出来る。

そ、それは本当に数学じゃなくて算数なんだよね？

こんなの小学生レベルだよ。その交差している所を直線で結ぶと、元の直線が引けるんだ

そういえばそんな図形の欠き方を習ったような...トンチやクイズ方面でしか物事を考えていなかったよ。まさかこんなに真面目なものだったとは。次の問題もいってみようか

レストランの方の問題は、残念ながら大正解だ。「余りは無かった」だけでも正解にしようかと考えていたんだが...お前の事をなめていたよ

そんな事より、私としてはお金をくすねた店員に向かって、常識というものを長々と語ってやりたいんだけれど

そんなのは俺がいなくなってからにしてくれ。それで？　一対一の同点だがどうするんだ？

今回は引き分けということにしておこう。後もつかえているしね。いずれまた開催するよ

次も俺が勝たせてもらうがな。こっちにはまだ、最終秘密兵器が残っている。そいつが次の対決では力を貸してくれるだろうさ

ひ、秘密兵器！？　君がそこまでいうなんて。一体誰のことだい？

詳しいことは伏せておくよ。楽しみは取っておこう。だから教えるのは名前だけ。「でぐこ」。これがこちらの最強の砦だ

「でぐこ」...ただならぬ気配を感じるね。よし、その時の為にも私は自分磨きに力を入れるとしよう。では、小柳君に預かっていたこれを君に渡そう

これは？

次の目的地で待っている人が、アク◯リアスとポ◯キーが欲しいと言っていたよ。だから、ここにいくらか入ってるお金で買って行ってあげてくれ

人使いが荒い奴だな

ははは。それと、私の秘密を...私は実は物静かなんだ。うるさくしない、喋らない。私の周りでは白いのや茶色いのや灰色の何かが、わいわいと騒いでいるけど、私だけは何も言わない。そんな私を見て、他の赤いのや黄色いのは「死にぞこないの黒いやつ」って言ってくる。
うん。それだけ。それともう一つ。この立川小学校は０だ。そう、小柳君が言っていたよ

で？　俺はどこに向かえばいいんだ？

それは私も知らない。ただ、私が君に送った情報や手がかりの中に、ヒントが隠されているらしいよ。それじゃあ東條君、いつかどこかで、また会おう

俺は別に会いたいとも思わないが...それじゃあな

これで

く...まだこんなに残っているという事は、まだお使いを頼まれる可能性があるな

一体どこに行けばいいんだ？