ヴィクターJr.

ごめんね!

こんな大広間に呼び出しちゃって!

ヴィクターJr.

それにしても、ただ近衛兵さん達と
トランプしたいって言っただけなのに集まりすぎじゃない?

いえ、不思議な風の吹き回しと言いますか…?
ど、どうされたの……ですか…?

わたくし、トランプでは負けませんので…

ご、ごごご御用があるのでしたら、なんなりと。

わたしたちは、貴方の為に一生を誓います。

ヴィクターJr.

――ふぅん。

そう、そんなことするんだ。
露骨だね!

ヴィクターJr.



ここで、戦力になりそうな人だけ連れてこうと思ったのに

ヴィクターJr.

――っ

お、お怪我はありませんか…!!

ヴィクターJr.

うん、大富豪か、戦争がやりたいんだね!!
で、フライングは誰がしたのー?

いいいいえ、わたくし共ではけして、けして…!!

誰だ!?不届き者は!?

ヴィクターJr.

いいよいいよ、フライングじゃなくてもみんな戦闘準備万端じゃん。

ガシャンガシャン言ってるよ?

陛下、いい一体何を…!?

ヴィクターJr.

まだ陛下じゃないよ!!大げさ大げさ!!

あ。それに、君らにとってはずっと陛下じゃないし!

ヴィクターJr.

今から、
みんなで殺そうとしてるでしょ。

くっ…!! やっぱり、コイツには無駄だったか!
お前ら、かか――

ぐっ、あああああ!!

い、一体!?だ、だいじょう――

寄るな来るな……見るなっ…くっ、ああ、ああああああああ……があああああああああああ!

え…。

ヴィクターJr.

あれ、知ってたよね。

君たち眷属は、例え仮契約だったとしても、
簡単に壊せるんだ。

い、いやだ……逃げ…な、な、なんだよ、これ、身体が……ああああああああああああああああ……

どうして、動い……て……あ、あああ……

ヴィクターJr.

どうしても何も、ほら、僕が王だから?

今まで、ちょっと人間らしくし過ぎちゃってたね。
ごめんなさい。

ぐっ、が、あああああああああああああああああああああああ

ヴィクターJr.

ああ、舌噛み切って死なないで!!

ヴィクターJr.

僕、生きてる人しか操り方知らないから

助けて……くださ…い

たすけて

助けて下さい!!

ダズげ……デ…

ヴィクターJr.

うん、そうだね。
ありがとう。
失明してる子もいなくて安心。


あれ、思った以上に小さい子もいるんだね?


もっと、もっと、こっち見てて。

たすけて……くれる…?

ヴィクターJr.

そうだよ。
これがハッピーエンドなんだって。

なんで、泣いてるの…?

ヴィクターJr.

あははっ、何言ってるの?




僕は、怪物だ。


だから、人を支配する為に愛される
……という手段が取れない。




だから、王にならなければいけない。




だから、僕は堕ちる。
怪物へ、魔王へ、王へ、堕ちていく。

ヴィクターJr.




――堕ちて

―――――――。

―――――――。

―――――――。

―――――――。

―――――――。

ヴィクターJr.

違和感なく混ざり過ぎ。

ヴィクターJr.

んー。
それにしても、ちょっと戦力不足かなー?
主要戦力がみんな自殺って、もう


まあ、そこは僕で補えば良いっか!

フォーリ

貴方は、レベルで言ったら50ぐらいですよ。

ヴィクターJr.

おお!強い!魔王……じゃなかった白雪姫は?

フォーリ

500ぐらいです。

ヴィクターJr.

え。どうしよう!!
適当に村襲って戦力増強した方が良いかな…!?

フォーリ

貴方、よく平然としてられますね

ヴィクターJr.

あははっ、ちゃんとそう見えてるなら安心した

フォーリ

まあ、これからどうなろうとも、
流しと命令来てますけどね。

14歩目…実現させたくなかった正解

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