グレイル

…はっ…はっ…こっちで…あってる…

ニオミヤ

…はっ…ふあっ…ちょっと……ペース考え……て……っ

グレイル

雪のせいで、全く前見えなくなってきたんだけど

ニオミヤ

あの子が通る時だけ、雪が止むの。

グレイル

便利な特殊能力なことで。

グレイル

よし、走ろうか。

ニオミヤ

そこからは、走らない方が…っ

グレイル

ちょ、ちょ、ちょっと待うわああああああああああああ!!

グレイル

痛っ……、

グレイル

先に言えよ!

ニオミヤ

先に言ったわよ!

グレイル

――仕方ない、歩いて行こうか

グレイル

お前、結構関わってるんだな。コレ。

ニオミヤ

最近は関わり絶ってたけど、そうなるわね。

グレイル

繰り返しって、何回ぐらい続いてるんだ?

ニオミヤ

数えられないぐらいかな…?
20回、70回ちょっと?

グレイル

おっ、思ったより少ないな。

ニオミヤ

少ないの!?これで!?

グレイル

こう繰り返しているって行ったら、せめて3桁欲しかった。

ニオミヤ

ふざけないで。

グレイル

そーだな。で、ちょっと確認良いか?

ニオミヤ

確認?

グレイル

お前は、ヴィクターJr.が殺されて、またそのコピーを作らされる存在……って言ったよな?

ニオミヤ

そうよ?

グレイル

でも、そのヴィクターは今何処にいるか分からないんだよな?

ニオミヤ

そうね。

グレイル

……って、あれ。
本人いなくて、作れるものなのか?

ニオミヤ

正直、分からないの。

あんな人だから実は近くにいるのかもしれない……とかも思ったりするし。

グレイル

近くに?

ニオミヤ

ほら、カオルちゃんだってメイクしたら凄く変わるでしょう?

グレイル

そうなのか?

ニオミヤ

あ……。
カオルちゃんは、女の子だよ…?

グレイル

そうだな、看板息子だもんな。

ニオミヤ

あとは、遠くにいても誰かに頼めばいいでしょう?
また作ってって。

グレイル

そんな技術持ってる奴……いるか…?

フォーリちゃんも無理だし、オレもしたくないし。

ニオミヤ

――ねぇ、いくら何でも、この写真…。

グレイル

ああ、多すぎるよな。

ニオミヤ

ええ。確かに、これは可愛いけれども…!

グレイル

小さい頃は、それはそれは可愛かったからな

ニオミヤ

え?これ貴方なの?

なら、かわいくない。

グレイル

理不尽だな!?

グレイル

おー、止んだ。

よし、走るか。

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