ヴィクターJr.

おねーさんは、いつもは何してるのー?

ニオミヤ

いつもは…召使としてお屋敷で働いてるにゃん。

グレイル

いやいやいや。
にゃんは無理があること――

ニオミヤ

なあに?

グレイル

何でもないって事にしてやるよ

ニオミヤ

よろしい。

ヴィクターJr.

へぇー!
猫と人間のハーフなんだー!すごーい!

ニオミヤ

あう…。
どうしようっ、もうバレちゃっただなんて。

グレイル

…………。

グレイル


フォーリちゃん、ちょっと空飛んで。

フォーリ

今、良いところなので却下致します。

グレイル

ええー。ちょっとワザとらしくて突っ込みたくなるから。

フォーリ

何を。

グレイル

来ると思った。言葉を。

ニオミヤ

お姉さんは、猫又なんだ。

ヴィクターJr.

ネコマタ!?

ニオミヤ

――人間じゃないってことだよ。

ヴィクターJr.

……そっか……そう、だよね…。

ヴィクターJr.

でも、それは反対に言えばお姉さんとはずっと仲良くなってられるって事だよね!

ニオミヤ

ずっと、仲良く…?

ヴィクターJr.

そうそうー!

ヴィクターJr.

吾輩、吸血鬼だから人間とは仲良く出来ないんだー。

ヴィクターJr.

……。

ニオミヤ

…………。

ニオミヤ

もしかして、誰かに、言われたのかな?

ヴィクターJr.

う……ううん!!
言われてないよ!!

ニオミヤ

うん、そっか。言われてないんだねー。なら、安心した

ヴィクターJr.

そうだよー。
でも、人間と仲良くしたいと思ってる。

ニオミヤ

そっか、人間は好き?

ヴィクターJr.

………吾輩、お屋敷以外の人間って知らないんだ。

初めて人間に合ったと思ったけど、妖精だったし。

グレイル

何度も主張するけど人間な。

ヴィクターJr.

あとね、堕天使様だよー!
綺麗だよね!

フォーリ

恐縮です

ニオミヤ

……うん。ねぇ、ヴィクターくん?

私と、堕天使様。
どっちの方が綺麗かな?

ヴィクターJr.

堕天使様!

ニオミヤ

………………。

ニオミヤ

……………。

グレイル

こわいこわいこわいこわい!!なんかコッチ向いてる!フォーリちゃん助けて!!

フォーリ

ああ、やっぱり………

フォーリ

……イイ、です。

グレイル

は!?
お前感覚絶対狂ってる!絶対狂ってる!

ニオミヤ

私が言うのも微妙だけど、流石に趣味悪いなって思うの。

グレイル

自覚済みかよ

ニオミヤ

仕方ないの。


女の子じゃあ、
吸血鬼の保護なんてできなかったから強くなり過ぎちゃったって言うか

無意識にホラーになっちゃったって言うか。

ニオミヤ

本当は、普通の女の子に戻りたいけど
みんなが普通の暮らしが出来るまでは
守り抜きたいから

グレイル

良い話っぽくしてるけど、
変顔やめろって話だからな?

ヴィクターJr.

どうしたのー?
もうすぐ森に入るよー!!

ヴィクターJr.

痛っ……

グレイル

何にも知らない顔してるけど、お前が全ての諸悪の根源だからな。

ヴィクターJr.

良く分からないけど、ごめん!!
あとで適当に狼の血でもあげるから!!

グレイル

あー、妖精はー、血は呑みませんー

ヴィクターJr.

なら、こっそり取って来た聖水あげる!!

グレイル

お、まじか!!ありがとう!!本当に助かる!!

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