ついに……。
ついに我が家も、夫婦別々の生活をすることになりました。
夫婦別居生活。
僕とはるるんは男同士でそのまま我が家に残り、妻とちーたんは女同士で実家へ……。
ついに……。
ついに我が家も、夫婦別々の生活をすることになりました。
夫婦別居生活。
僕とはるるんは男同士でそのまま我が家に残り、妻とちーたんは女同士で実家へ……。
本当に行ってしまうんだね……
だって、仕方ないやん……
……
さよなら……
うん……さよなら……
どうして……?
どうして、こんなことになってしまったんだろう……?
僕たちは仲の良い家族だった……はずなのに……。
始まりは……8月も終わろうとしている、ある日の朝のことだった。
おはよう
(ぺこり)
朝、起きて、お辞儀をするはるるんをハグ。
今日も可愛いぞ、我が息子よ!
……って、あれ?
そうなんです。
はるるんの身体が熱いんです。
熱を計ると……37.4度。
幼児は体温が高いとは言え、微妙な数字。
しかも、うっすら鼻水が出ている……?
おはよう!
え? どうしたん?
いつもと様子が違う僕を見て、妻が心配そうに聞きます。
話し合った結果、念のために病院へ連れて行くことに……。
そして、病院で再度熱を計ると38.4度に上昇していました……。
診察結果は……RSウイルスに感染しているとのこと。
RSウイルスとは……?
日本では、11月から1月にかけて冬期の流行が多く報告され、熱帯地域では雨期の流行が多いとされている。
乳幼児の肺炎の約50%、細気管支炎の50〜90%を占めるとの報告がある。
1歳までに50〜70%以上の新生児が罹患し、その1/3が下気道疾患を起こすと報告されていて、3歳までにほぼ全ての小児が抗体を獲得する。
母親からの抗体では、感染が防げない。
くり返し感染発症しながら徐々に免疫を獲得するので再発しやすく、徐々に軽症化する。
(wikipediaより抜粋)
はるるん君の場合は心配ないわ……
良かった……
でも、ちーたんちゃんが心配ね
え!?
先生の話によると、1歳未満の子どもが感染すると、重症化する可能性があるとのこと。
特に、ちーたんは生後1か月半のため、感染していれば即入院が必要とのこと……でした。
主な感染経路は「接触感染」と「飛沫感染」よ
はるるん君と、ちーたんちゃん……
2人の接触具合はどんな感じだったかしら……?
(あわあわ)
<はるるんの、ちーたんへの接触状況について>
・ちーたんの顔面を鷲掴みする。(撫でているつもり)
・ちーたんのオムツをめくる。(おしっこ確認のつもり)
・ミルク瓶をちーたんの鼻につっこむ。(ミルクをあげているつもり)
・自分の乳をあげようとする。(妻を真似て授乳するつもり)
何てことだ……
サーッと血の気が引きました。
微笑ましく見ていたはるるんの行動が、一転して恐怖へと変わった瞬間……。
急遽、ちーたんの診察が必要となったため、妻に連絡し、来院して貰うことに……。
途中、受付でちーたんの本名を訊かれるも、度忘れするという体たらく。
それほどまでに動転していたのでした(汗)。
そして、診察結果は……。
ちーたんちゃんは感染してないわ
(ホッ)
でも今後、感染する可能性があるから、はるるん君とは隔離してあげてね☆
えっ……?
以上が、別居生活の顛末です。
(ムニャムニャ)
夢を見ているのか、幸せそうな顔で眠るはるるん。
薬が効いているのでしょう、今日1日、体調も良さそうでした。
可愛い……
柔らかいほっぺと、柔らかい手。
何事もなくて、本当に良かった……。
それにしても……
いつもは4人で寝ている布団も、2人で寝ると、とても広く感じるのでした……。