フカザワナオコ、イラストレーター&漫画家です。
独身生活を漫画にしたりしてましたが、昨年アラフォー地味婚しましてただいま結婚1年ちょいの43歳です。
ここストリエでは日頃思ってるあれやこれやを書いていこうと思います。

先日いつも利用してるネットスーパーでとんでもない物を注文してしまって…。
アジの切り身を2切れ買ったつもりだったのですが、届いたのは頭もついてて内臓もしっかり残ってる魚の形そのままのアジ2尾。
そう、間違えて切り身じゃなくまるまる1尾のアジを注文クリックしちゃってたのでした。

というのもネットスーパーのトラップでもあるのですが、商品写真は切り身だったので「これは切り身に違いない!」と、商品名しっかり確認せずカートに入れちゃったんですよね。
でも写真にはもちろん「イメージと異なる場合があります」という魔の注釈…。
後からよーく見てみるとサイトの商品名にも「1尾 98円」ってちゃんと書いてありまして…。(切り身はちゃんと切り身1切れ◯◯円、って書いてある)
あぁ、もっとちゃんと見ておけばよかったーーー!
どうりで切り身ひとつで98円って安いな!って思ったわーーー!

っていうか私は料理がかなり不得意で恥ずかしながら魚をさばいたことが一度もなく、買うのはいつも必ず切り身なのです。
むしろいくらスーパーとかでまるまるの魚が安く売ってても、さばいたことないしめんどくさそうだしで買ったこともなかったのでした。
結婚して一年ちょっとたち料理する日々にも多少慣れてはきたけど、それでも魚をさばくのだけは避けてきたのに…!
まさか自分の注文ミスで、まるまるの魚と対面することになるとは思わなかったわ。

もういっそこのまま冷凍しちゃって気が向いたときのこのアジどうするか考えようかなとも思ったのですが、ネットで「魚 さばかない そのまま 冷凍」でググってみるとどうやら内臓そのままで冷凍すると味が落ちたりするそうで…。
賞味期限も迫ってるし、もう逃げることも、わざと忘れることもできず(2尾で196円、無駄にするのは貧乏性が許さない…!)43歳にして初めて魚さばくことになったのでした。

さばくって言っても三枚におろすとかではなく、
1・鱗取る
2・ゼイゴ(側面にある固くなった鱗みたいなの)取る
3・頭落とす
4・内臓取る
の、超絶シンプルな4工程。
そこまでしたらあとは調理方法も塩焼きでなんとかなるかなぁという思いもありまして。
しかし私ネットでこの基本のさばき方調べるまで「ゼイゴ」ってもの知らなくて…!
確かにたまに出先で焼き魚とか食べると「この魚、すっごい固いとこあるな。」って思ってたけどあれがゼイゴってやつだったのか…!なんかひとつ賢くなった気分…。

いろいろサイト見てるとゼイゴ取らなくても食べるときに自分でぺぺっとはがすのも全然アリなのだそうですが(実際そういう焼き魚も食べてきたし…)、食べる人が食べやすいように「ゼイゴ取る」っていう順序が組み込まれてるそうな…。
魚ひとつさばくのにも食べる人のことを考えた優しさが込められてたなんてなんだかすごいな。
今までゼイゴの処理されてることも知らずパクパクどれだけの魚を食べてきたのかわからないけど、取られたゼイゴに愛情や優しさを感じちゃうわ。

で、思いがけず初めて魚をさばくことになったのですが、ネットでわかりやすく写真つきでさばき方の説明してくれてるサイトもいっぱいあるし(動画まであった!)、そういうのを参考にしてやってみたら料理下手な私でもものの5分ぐらいでできまして。
確かにめんどくさい作業だしやらないで済むならそれにこしたことないけど(手についた匂いもとれないし!)これだけのことだったんだなーとちょっと拍子抜け…。
そして初めて自分でさばいて作ったアジの塩焼きは、塩加減もちょうどよく身もふっくらと焼けて、とってもとってもおいしかった~。

切り身だと思ったアジがまるまるの姿で届いたときはもうこの世の終わりぐらいの気持ちだったけど、やったらやったでなんとかなるもんだなぁ、うん。
もしかしたら日常で「あー、やだな。苦手だな。」って思って後回しにしてたり見ないふりしてることでも、実際やってみたら「なんだ!できるじゃん!思ってたより大変じゃなかったな!」って思ったりするのかもしれないな、うん。

今度からはスーパーでまるまるの魚もちょっと見てみようかな、と思うぐらいにはちょこっとだけ料理の扉を開けることができた私なのでした。

第11回 アジと向き合った話

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