チャーチャーチャーチャー♪
チャーチャーチャーチャ―♪
チャーチャーチャーチャー♪
チャーチャーチャーチャ―♪
朝早くから鳴り響いていたスマホの目覚ましにスカイが気付いたのは既に昼を回ってからだった。
……もう昼か。まぁ寝たの朝の六時半だったからな……
スカイは土日共にアルバイトをしているのが基本だが、十七時からの夕方バイトの為、金曜日と土曜日は大抵オールナイトして朝まで起き、作業をしている。
その為五分置きの目覚ましを何本もスルーして、やっと止めたらもう昼だというのは日常茶飯事であった。
……起きるの怠いし未だ夕方でも無いからこのままで良いか
そんな事を考えた彼女はそれからゴロゴロしつつ時間が過ぎるのを待った。
彼女自身テレビには大して興味が無いので平日時間を見ないといけない場合でも無ければ点ける事も無く、結果無意味にゴロゴロしたり二度寝三度寝を繰り返す。
そうしてやっと起き上がる気になったのはアルバイトの一時間前位であった。
時間も時間なので早々に着替えを済ませ、髪を整えてからうがいをし、お茶を飲む。
アルバイトはセ●ンイ●●ンなので髪は後ろで一つで纏め、Tシャツにジーパンというスタイルだ。
冷たいの飲むと目が覚めるなぁ
それから昼代わりにカロリーメイトのゼリーを食べ、通知の来ていたLINEを確認すると妹からのメッセージが入っている。
それに何時ものノリで返しつつWEB小説を読んだ妹の感想に従って確認読みし、数か所修正したら丁度良い時間になった。
流石に仕事なのでポ●●●GOはせずに職場に向かった。
歩いて数分で到着し、バックルームに入ろうとするとオーナーが出て来た為、ぶつかりそうになって少し下がり、挨拶をする。制服に着替えると近くで作業をしていた店長に挨拶をすると出勤確認のサインを頼む。
あ、すみません。
おはようございます
スカイさんおはよう
セ●ンイ●●ンでは何時の出勤でも挨拶は『おはようございます』だ。
その後オーナーの邪魔にならないように避けてからバックルームへ入り着替える。
着替えるといってもTシャツの上から制服を着るのだが。
着替え終わったら出勤簿の確認のサインを近くで作業をしている店長に挨拶しながら貰う。
おはようございます。すいませんサインお願いします
おはようございますスカイさん。
はい、サイン。
宜しくお願いします
有難うございます
それから出勤簿を元の位置に戻すとバックルームを出て声を出す。
いらっしゃいませー
同僚が連続で続いた。
いらっしゃいませー
いらっしゃいませー
その内の片方の同僚は廃棄チェックをしていたが、前シフトの為、切りの良い所で抜ける。
お疲れ様でしたー
はい、お疲れ様でした
それからスカイは同じ時間帯の同僚であるスロープと連携を取りながら仕事を進め、二十二時のアルバイト終了時刻を迎えた。
お疲れ様でしたー
お疲れ様でしたー
お疲れ様でしたー
お疲れ様でしたー
スロープや後シフトの同僚とも挨拶を交わし、今度はポ●●●GOを点けながら帰路に就いた。
今日も疲れたなぁ
そんな事を思いながらお茶で一息吐く。
この後は夕飯を摂って風呂を挟みつつ妹とLINEをしながら趣味をやる時間だ。
スマホアプリのログインを終えた後、土曜日はテレビを点ける。
土曜はBS11でラブ●●●サ●シャ●ン。しかも気になっているヨハネの話なんだよな~
日曜日の趣味の時間はスマホアプリのログインを終え、小説を書いたり読んだりしつつ翌日大学なので夜更かしし過ぎないように風呂に入って寝る。
結局毎週同じ事しかしてない気がするから玉に焦るなぁ
そんな事を考えながら。
そうして再び何にも変わらない平日がやって来て何にも変わらない大学生活を送り、趣味をやって寝る。
続いて何にも変わらない休日がやって来て、アルバイトに行って又趣味をやって寝る。
そうして何にも変わらないまま時は過ぎ、それ以外は何にも変化の無い……そんな生活を送るのだろう。
面白い事が何一つ無くループしていく毎日。
時々何も変わらない事に焦燥感を感じながらも進んでいく。
どんなに焦っても人生とは止まれない物なのだから仕方ない。
唐突に止まってしまう事もあるけれど、その時はその時だ。
だからゆっくり自分のペースでやる事やって、でも自由に正直に生きて行こう。
きっとそれこそが……幸せなのかも知れないから。
the end
※アイコン一部変更しました
休日の行動纏め
1.セ●ンイ●●ンでアルバイト
2.家事
3.趣味(土日は小説執筆・絵・スマホ音ゲーを時間が許す限り)
休日の交流合計
前シフトの同僚一名と後シフトの同僚二名
アルバイト先のオーナー
アルバイト先の店長
アルバイトの同僚:スロープ
妹:ウェーブ
合計:七名
結論:ぼっちソロ充オタク
作者あとがき
(読みたい方だけどうぞ)
ここまでお読み下さって有難うございます。
特に何の変哲も無い作者の日常という大して面白くも無いテーマでお送りしましたが、どこかしら読者様の心に残る部分があったとするならば幸いです。
このループする日常の話は面白い話ではありませんが、共感出来る方も何人かはいらっしゃるのではないでしょうか。
面白くも何ともないし何の変哲も無い。
でもこれこそが日常で、このような日常を送れる事……それが幸せなのかも知れません。
突然途切れたりもしますがその時はその時、だからこそ他人からすると面白くも何とも無いかも知れませんが、自分らしく生きていきたい……そう思うのです。
そんな作者はこれから先もぼっちソロ充オタクを極め、自分らしく生きていく事でしょう。
それではこの物語はこの辺で。
他の小説等、どこかで再びお会い出来たら嬉しい限りです。
読んで下さって本当に有難うございました。