【40】精霊の時計













俺たちは
ひとつの答えを導き出した。




時計が鳴る。
まるで、

……真実はお前さんの過去の中に記されてあっただろうに
























「不正解」と言っているように。






お前さんには期待しておったのだが……のう……










目の前が暗くなる。
なにも見えない。
なにも聞こえない。



「ゲームオーバー」

聞こえたその声は
あの黒ローブの声だろうか。






俺たちは今までの記憶を
今までの時に残したまま
ふりだしに戻される。


応接間にあった

童話の1ページのように。
















時計を押すが良い。
今度は間違えぬようにな

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