【36】精霊の時計

















俺たちは
ひとつの答えを導き出した。






時計が鳴る。
まるで、

小鳥遊 杏子

ねぇ……どうしてそう思った……?

























「不正解」と言っているように。

















目の前が暗くなる。
なにも見えない。
なにも聞こえない。




「ゲームオーバーだ」

聞こえたその声は誰の声だろう。






俺たちは今までの記憶を
今までの時に残したまま
ふりだしに戻される。


応接間にあった

童話の1ページのように。

















時計を押すが良い。
精霊が新たな運命に導くであろう









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