夏期講習が終わった後、あたしは1回目と同じように予備校近くのカフェに秋山君を連れだした!!

秋山 駿吾

こんなところにお店があるなんて知らなかったよ!

夏目 沙織

確かにここ、少し気づきにくい場所にあるよね

秋山君の反応は1回目とまったく同じだった。

でも、あたしは違う。緊張しすぎて挙動不審だった1回目と違って落ち着いて行動できている!

何より、今の成績ならば秋山君に変な引け目を感じることはない!一応は秋山君の志望する早慶大だって合格圏内に入っているのだから!!

もう同じ失敗はしない!!

あたしと秋山君は、1回目と同じようにチーズケーキを注文した。程なくして、注文したケーキが運ばれてきた!

夏目 沙織

同じケーキセットを頼んでるはずなのに今回はクリームが乗ってる・・・どうしてかしら?

秋山 駿吾

うはあ~っ!たまらないね!この甘さ

夏目 沙織

って、そんなことを気にしてる場合じゃないわね・・・よし!今度こそ!

夏目 沙織  

あの・・・秋山君、突然で悪いんだけど・・・

夏目 沙織

好きです!付き合ってください!!

秋山 駿吾

えっ・・・

秋山君は、1回目と同じように黙りこくってしまった・・。

夏目 沙織  

お願い!今度こそOKして!!

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