▼Sheep5.Nightmare Sheep

???

久しぶりね、睡魔。元気だった?

睡魔

…ホッカか。

クランキー

おいおい、聞いてくれよ~!この辺、鳥一匹いやしねーよ。仕方ねえから、まつぼっくり拾って来た・・・おお!?

ホッカ

あら…!クランキーじゃない!調子どう?

クランキー

よう、ホッカ!相変わらずいい女狐だぜ~♪今夜一発どうだ?

ホッカ

まったく、会うとそればっかりね。たまには違うことが言えないの?

睡魔

ああ、まったくだ。馬鹿の一つ覚えではあるまい。

ホッカ

あなたもよ、睡魔。

睡魔

え。

クランキー

それより、なんでオオカミが転がってんだ?

睡魔

襲ってきたから、返り討ちにした。

ホッカ

睡魔、昼寝するのはいいけど、気をつけて。最近オオカミが縄張りを広げているみたいだから。

睡魔

・・・・そうか。

ホッカ

・・・・。

睡魔

・・・・。

ホッカ

どうしちゃったの睡魔、具合でも悪い?

睡魔

見れば分かるだろ、具合は悪い!

ホッカ

まあ…よく見たらすごく顔色悪いじゃない!目にくまもできて、眠れてないの?

クランキー

そういや、俺のせいで一睡もしてないんだよな!HAHAHAHA!

ホッカ

笑い事じゃないわよ、あなたのせいで睡魔は…まってあなた睡魔になにしたの?

クランキー

一緒に寝てただけだ、何か問題か?

ホッカ

あなた、自分が何言ってるか分かってないでしょ。

睡魔

もうそいつに話を振るな、ホッカ。

ホッカ

そうね、だいたい想像はつくわ。あなたのそばでクランキーがいびきかいて寝てた、こんなところね。

睡魔

完璧だ、話す手間が省けたな。

クランキー

ふたりして、俺を悪者扱いか?いじめだそんなの!

ホッカ

そういうことじゃないのクランキー、少し黙ってて?

睡魔

ああ、黙ってろ単細胞。

クランキー

俺が何をした。

ホッカ

クランキーの相手は私がするから、ゆっくり休んで睡魔。

睡魔

…いいのか?君は何故この森に?

ホッカ

先日まで火山島でダイヤモンドを採掘してたの、それを切り上げて森に帰ってきたら偶然あなたを見つけたのよ。

睡魔

そうか…偶然とはいえ、君に会えて、良かった…。

ホッカ

…えっ?

睡魔

ZZZ…

クランキー

きざな奴。

ホッカ

・・・・。

クランキー

俺に会った時はそんなこと言ってくれなかった。

ホッカ

言ってほしいの?

クランキー

まあ、なんだ?いいさ、別に。

ホッカ

ふふふ、なーにそれ。

睡魔

・・・・っ!!

またか・・・。

ホッカ

や…!

睡魔

・・・・。

クランキー

…ここか?

ホッカ

だめ、クランキーそれは…

睡魔

…?

クランキー

そんな反応されるとせめたくなるぜ♪

ホッカ

いやーん!それだけは絶対だめよお!

睡魔

・・・・?!

ホッカ

あら、睡魔起きたの?

クランキー

どうした変な顔して。

睡魔

なに、してる?

ホッカ

暇だったから、クランキーとカードで遊んでたの。

クランキー

おら!これがジョーカーだろ!?

ホッカ

あ!

クランキー

あれ?

ホッカ

残念だったわねクランキー

クランキー

な!?

ホッカ

はい、あがり♪

クランキー

ちくしょう!!お前のせいだ睡魔!!

睡魔

…寝起きに聞きたくない声だ。

ホッカ

ひとのせいにしてないで、早く賭けたものくれる?

クランキー

どんぐりでいいか?

ホッカ

アイシクルブルーよ!氷山島でとってきた宝石、あるんでしょ?

クランキー

あるにはあるが、これは俺にとって思い出の品だ!たしかに賭けたかもしれないが、やれるわけないだろ!?大体負けると思ってなかったしな!

睡魔

往生際が悪いな、賭けたのならさっさと差し出してしまえ。子供みたいな言い訳するな見苦しい。あと、うるさい。

ホッカ

そうよ、でもいいわ。そんなに言うなら、その思い出とやら聞いてあげる。それで私を納得させられたら、勘弁してあげるわよ。

クランキー

…よし、いいだろう。

睡魔

・・・・。

ホッカ

・・・・。

睡魔

クランキー。

クランキー

なんだ。

睡魔

その話、長くなるのか?

クランキー

日が昇るまでは余裕で続くな。

ホッカ

これ以上長引くなら、休憩はさまない?

クランキー

駄目だ、喋ってないと俺が今にも寝そうだ。

ホッカ

なら、朝になったらまた話して。もう寝ましょうよ

クランキー

お前が聞かせろって言ったんだろ!・・・・まあ、いいか。

睡魔

・・・・。

睡魔

目を閉じると、過去の悪夢をみる…。何度も、何度も…繰り返される。悪夢がいつもより色濃く鮮明だ…あのオオカミを見逃したせいか?信用してしまった半面、心のどこかでありえないと思っている。オオカミが羊と番いになる…そんなのは絶対にない。そうだ、俺はあの時、あのオオカミを殺しておくべきだったんだ。

 

To be continued.

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