08.謎の少年
08.謎の少年
あとの二年間は”ティアーズの廊下”で殺されているんですよね。
”ティアーズの廊下”…。
…私は聞いたことはなく、ただ”ティアーズ”のところに反応してしまった。
…君、なぜその名を…。
フェザー理事長は表情を曇らせた。
…知っていて何かまずいのだろうか。
…風の噂ですよ♪
…私はその男子の笑顔が冷たく感じられた。
…君、名は?
…一応生徒会副会長の3年A組の委員長”道暗 龍魔(みちくら りゅうま)”です。
っ!?
…生徒会の集まりに一度も来た事なく、常にこの三年間、成績は学年トップの…副会長…”道暗 龍魔”だと…!?
どうやら、道暗という人は…生徒会の副会長らしい。
…だが、嵐が言うには、生徒会の集まりに一度も来た事がないという。
…よく副会長になれたなあ…。
…何かコネでもあるのだろうかと私は考えてしまった。
ん?…ああ、時和君…いや…会長様か。
…俺の名前…知っているのか。
嵐は一瞬驚いた顔をしたが、冷静に話を進めた。
…そろそろ、副会長としての仕事をしてくれないか?
…そうだなあ、考えとくよ。
嵐に微笑みかけた後
あっ!!道暗君待ちなさい!!
…道暗君は体育館から出て行ってしまった。
彼は…一体…
何者だろうー…。
あはは、これからが面白くなるんだ…。
この学校…フェザー学園の革命が始まるのだから…。
ー続く(投稿者の日常が忙しいため、更新日が遅くなります。ご了承ください。)