どれくらいたっただろう・・・。

秋山君にフラれたショックで
あたしは夕食も取らずに眠りこんでしまった!!

気が付けば・・・すっかり朝になっていた!!

夏目 沙織

う、うそっ!もう朝なの・・・!

夏目 沙織

完全に遅刻じゃないっ!!

あたしはそう叫ぶと階段を駆け降りた!
制服のまま寝ていたのが不幸中の幸いだ!

一階に降りてみると、お母さんとお父さんが
のんびりと朝食を食べていた。一人娘が二学期早々遅刻の危機にあるというのに呑気なものだ!

お母さん

あらっ珍しい!お父さん、沙織が自分で起きてきたわよ!この子、夏休み初日からどうしちゃったのかしら?

お父さん

そりゃ、沙織だって一応受験生だものな!夏は入試の天王山だぞ!

お母さん

そうね!しっかり頑張ってね!!

お父さんもお母さんも一体何を言っているんだろう!あたしの夏はもう全て終わったというのに・・・。

そもそもなぜお父さんはゆっくり家で朝ご飯を食べているのだろう?今日は大阪まで出張じゃなかったの?

と、あたしはお母さんが見ているテレビに目をやった。そして、驚きのあまり固まってしまった!!

7月19日、日曜日。
今日のにゃんこは、山田さんちのミーちゃんです!

夏目 沙織

うそでしょ・・・。今日が7月19日だなんて!一体どうなってるの?

そんなことがあるわけない!これは夢だ!
あたしは本当はまだベットの中なんだ!!

そう思ったあたしは思い切り髪を引っ張ってみた!

夏目 沙織

イタッ!!

思わず涙が出るくらい痛かった!!

夏目 沙織

ど、どういうことなの?

こんなことあるわけない!
でも、もしあったとしたら・・・。

今日からさらに40日、あたしは一日中、
受験勉強に専念することができるわけだ!

これだけの期間勉強に集中すれば、いくらバカなあたしでも、秋山君の志望する早慶大に行くことだって決して不可能ではない!!

夏目 沙織

分かったわ・・・。そういうことね

夏目 沙織

これは神様がくれたチャンスなんだわ!

夏目 沙織  

私、もう失敗しない!2回目の8月31日には必ず秋山君の彼女になってやる!

こうして、あたしの2周目の夏休みが始まった!

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