夜太

あれ?
僕は、、、

幻想的な場に夜太は首をかしげるが「その場にもう1人いる事に」気がつく

夜太

、、、、、そんな、、、、、
いいのだろうか、、、
こんな、、、こんな、、、最期に、、

夜太

彩、、、、

ずいぶん早かったんじゃない?夜太?
追いかけてくるのが、、

夜太

あぁ、、、
そうだね、、
でも太郎は無事だよ、、彩と明師のおかげでね

そう、、、よかったわ
あの子には辛い思いさせちゃったな、、、

夜太

そもそもは僕のせいだ、、、
本当にゴメンよ、、、

太郎が無事ならよかったの
お互い親としては、これ以上の結末はないわ

夜太

うん、、、そうだね、、、
ねぇ、、彩、、、

夜太は急に彩の背中に手を回しキスをした

夜太

ありがとう、
こんな僕と一緒になってくれて、、
幸せだったよ

私も、、、
幸せだったわ、、、夜太、、、
また「来世」でも会えると信じてる、、
大好きよ、、夜太、、、

夜太

うん、、、、
じゃ、僕は地獄行きのようだから、、、
もうそろそろ行くよ、、

夜太の周りを黒い影が覆い始めた

しっかり、地獄で苦しんで私の元へ会いにきてよ?結構さみしがり屋なんだから私、、、

夜太

最期の最期に彩らしいな、、、、
それじゃ、、、また「来世」で、、、
彩、、、元気でね、、、

黒い影は夜太を包み込み夜太の存在が消えた

アンタだって、、、
最期の最期まで夜太らしかったわよ、、、
さて、、私もそろそろかな、、、

彩の周りを明るい光が囲む

夜太がいるなら地獄も割と嫌じゃないんだけど、、、そうもいかないか、、、
気長に「再会」を待つとしますか、、、

明るい光に包まれ彩も姿を消した

pagetop