男は太郎を崖から突き落とした
待たせたね、、過去の清算をしに来たよ、、、
意外と時間がかかりましたね、太郎君起こしておきましたよ?夜太さん
お父さん!!大丈夫!?
お母さんは!?
、、、
太郎君、お母さんは死んだよ?
もういないんだ
嘘だ!!嘘をつくな!!お母さんが!!
僕のお母さんが!!
寂しくないさ、君もお母さんにすぐ会えるんだから、、、
やめろ!!その子は関係ない!!
うわっ!!お父さん!!お父さぁぁぁぁん!!
男は太郎を崖から突き落とした
やめろォォォォォォォォォォォォ!!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
夜太と太郎の悲鳴が響いたが、すぐに静かになる
さて、段取りは整いました、後はあなただけです、、夜太さん、、
、、、、、助かったよ、、明師、、、ありがとう、、、
気を失っている太郎を抱えた明師が現れた
彩を救えなかったからな、、せめて太郎だけでもな、、駆けつくのが遅れてすまなかった、、、
太郎の無事が彩の願いだったから叶ってきっと喜んでるよ、、、
貴様は、、、、、明師!!
よくも、、、
下郎、、騒ぐな、、、
彩の事もある、、私が直々に処分してやりたいがな、、今、手を出せば、誰かさんに殺されかれんのでな、、
さて、名を伺っておこうか?後輩君、、、
夜太の殺気が恐ろしく膨れあがる
な、、、なんだ、、、なんですか、、、、それは、、、「殺気」なんてレベルじゃない、、、あ、、あぁ、、
動けん、、、本当よく、こんな「殺気」を彩の前で隠してきたものだ、、、
散れ、、
夜太が、腕につけていた銀の腕輪を4つ投げる
早い、、、避けなければ、、死、、、
、、、無理だと思うけどね
その腕輪は僕の殺意の中を思いのままに動くんだから
輪を避けたつもりでいた男だったがこの世の物とは思えない程の腕の熱さに気付い時には両腕は土の上に無残に転がっていた
あ、、、がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
腕がぁぁ!!
腕がなければ、仕事はもう、出来ないだろ?
そして、、
あぁ、、、あああ、、
君だけは殺さないと気がすまない
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
夜太が男にトドメを刺そうと構える
って思ったケドね、それは違うよね
彩がそんな事望まないきっと、、、
それで良いのだな?夜太、、、
あぁ、、あぁ、
いいかい?君も生き方を変えてこれからは人の為に生きて罪を償って欲しい、僕からのお願いだ、、、きっと彩だって、、
、、、、、
力なくうつむく男だったが
その甘さが死を招きましたよ!夜太さん!!
いかん!!夜太!!
う、、、ぐ、、、
夜太は喉を狙われたてあろう針を腕で受け止める
、、、、
口の中に忍ばせていた最後の手段、残して置いて正解でした、、、
夜太ぁぁぁぁぁ!!