桐子と詩音はナイフを構えたが、二人は男たちが高校の防衛隊という幹部の人であることを思い出した。
チャラそうな人が、新島秀俊。
背が高い威圧的な人が、眞木 颯太ということを思い出す。

防衛隊の人、先輩ですよね。すみませんでした

僕たちの方こそごめんね~。怖がらせちゃって

野川 詩音

私たちの方こそ、警戒心丸出しで失礼しました(どこか行ってほしいな)

互いに謝罪をして敵ではないことを確認した。
桐子と詩音は秀俊と颯太に自分たちをなぜ知っているのか質問した。

なぜ、私たちの名前を知っているのかと疑問に思いましたが、たぶん悠月先輩が教えたのでしょうね

それもあるし、入学式に参加しなかったから余計に目立っていたからな

野川 詩音

え~、目立ってたのですか?って仕方ないか。IDチップで参加しているかどうか確認されるからね

詩音はさっそくかわいい後輩になっている。
本当の詩音はしっかり者で、ずばずばと発言する人だったと思う。
桐子は詩音の本当の姿について自信を持って思い出せない。たぶん、そうだったのかなという程度。
詩音は不安定だからである。
時には真面目になったり、不真面目になったり、変態になったりするからだ。

先輩たちは見回りですか

そうだよ。君たちに会いたくて見回りだよ

野川 詩音

なんて素敵なセリフと思ったけれど、もし、私が殺人鬼だったら秀俊先輩を真っ先に殺すだろうな

桐子は詩音の笑みからよからぬことを考えていると感じたので、これ以上は危ないだろうと話を切り上げた。

今日はもう遅いので、さようなら

ちょっと待った。見送るよ

ありがたい申し出が出たのだが、詩音の平穏を守るために断ろうと桐子は言い出したのだがそれを詩音が遮った。

野川 詩音

お願いします。少し怖かったことがあったので

そして4人で桐子と詩音のマンションへと歩いた。

おやすみなさい

野川 詩音

おやすみなさい

桐子と詩音は秀俊と颯太に礼を言って、マンションへと入った。
秀俊と颯太は二人を見送って、そして後にした。

ここが、桐子ちゃんと詩音ちゃんのおうちか。

秀俊、お前…

颯太は秀俊が勝手に侵入するのではないかと心配した。秀俊は不法侵入の天才であるからだ。
鍵を開けるのも朝飯前、オートロックの開け方も朝飯前だ。

組織の信用問題にかかわることなんてやらないよ。ひどいね

どの口が言っているもんだ。とにかく帰るぞ

はーい

桐子と詩音が見たメッセージについて後日話し合おうという約束をして二人はそれぞれの家路をたどった。

さて、彼女たちと仲良くしようかな

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