ま、まだよ
砕けちった魔剣はもはやほとんど力が残っていません。
ただ、なんとか、ほのかの生命を維持する程度残っているだけです。運がいいことに。
あ、最後にもう一つ聞きたいことがあるんだ
その前にこれを見てくれ
犠牲者の写真を渡す
ちょっと推測も入るがあんたは没落した自分の家を建て直したかった。
その為魔剣の封印を解き無差別に闇の者を殺した。
円卓の騎士になるためにな
ついでにその時死んだ連中のなかにはほぼ一般人も結構混じってた。
なにも悪さわしていない普通の、家庭を持ってたり、悩みを抱えてたりしていた連中の命を踏みにじる権利。
それをアンタは持ってたのか?
(将宗)
説得上手いなぁ・・・
(亮平)
すんませんやり過ぎました
(辰也)
いえいえとてもカッコイイです(満面の笑み)
僕も喋っちゃっていいですか?
(将宗)
どぞ
(亮平)
いっちゃってください!
ほのかに歩み寄って
後よ、円卓の騎士も楽じゃねぇぜ?
どんなに強い力を持って立って魔獣に殺されかけることもあるし、みんなそれぞれの日常があるんだ。
それでも俺は誰か守る為に戦うけどよ。
うるさい、うるさい、うるさい!
あなたたちはわからないのよ、私がどれだけの屈辱をうけたのか
権利はあるわよ、この世は常に強者を選ぶ、私が強者になれば、私の自由なのよ。
私を止めたいのなら、私を殺してみなさいよ
ちなみに周りは降参ムードです。というか、ほのかを見限っている感じがしますね。
俊介は哀れなものを見るような目でほのかを見ています
殺す何故だ?
強者の自由なんだろ?だったら強者のオレが自由に決められるのだろう?
なら、あいつらとの関係でも切っておけ。
まあ負けたとたん手のひら返してあるじ見切っちゃう連中なんてほっとけばいいんじゃないか?
ついでにさっきであったばかり俺らがお前の受けた屈辱なんて分かるわけないだろ
まっ何かに押しつぶされそうなら一旦その重荷をほっぽり出すのも悪くないとおもうぜ
あんたの矜持ってのはその程度なのかよ!
殺されて守られる程度のちっぽけなものなのかよ!
人ってのはそんなに強くもねぇ、だけどもそこまで弱いとも思ってねぇ!
・・・・・
歯を食いしばり、殺気バリバリで将宗たちを見る。
何度も何度も言い掛けては止まり
ここで私を生かした事を後悔する日がくるわよ
ほう?面白いことを言う
その後悔が、無駄な殺しを続けた事ではなく
このオレヲ倒せるような強さを手に入れて、騎士になる事にしてくれよ!!
復讐に価値を感じるならそれでいいんじゃないか
ならば俺はあんたの事を忘れねぇ、あんたがまた道を踏み外すってんなら何度でも止めてやるさ!
アンタがその方向へ進みたいならそうすればいい
おそらく行き着く果ては修羅の道だろうがな
こりゃまためんどくさい事になりそうだ。
トリスタン、依頼完了