はぁ、はぁ……














クルッ








スタスタ














まだ……追って来る……。





逃げないと……。

やあ。

ヒッ!





そんなに驚かれちゃうとは心外だなぁ……。









あなたは……なぜ私が見えてるの?

私はあの人にしか見えないはずなのに……。

あの人の心の中に入ったはずなのに……。

それを話すと長くなりそうなんですよねぇ。

ただね、僕も心の中の世界があることは知ってるし、その中に行くこともできるんだ。

どっちかの僕が、だけどね。

さて、そろそろ時間です。

あなたの意中の人へのお別れはすみましたか?

……じゃない……

え?

そんな事できるわけないじゃない!











































おやおや?







あなたが今いるこの世界……
あなたごと切り取って消し去ってやるわ!





















後悔なさい!
このモルペウスに精神世界で楯突いたことを!












!!!

ごめんね、おねえさん。

その手……ま、まさか……
ディザスターの末裔……?






いただきます。















いやあああああぁ!!!!
裕也さぁぁん!!!


































……。

















お、戻った戻った。

シロッコが手はず通りにやってくれたようだな。

どれどれ、今回手に入れたのは…と……

へぇ……。
夢の神モルペウスか。
使えそうだな。
実に俺達向きの力だ。

大切にしてよ、クロード。
治すのはいつも僕なんだから。

ああ、分かった分かった。
あのオッサンみたいにはしねーよ。










俺達が必ず……
ディザスターと
イマディアを
統べる。
そして……

必ず迎えに行くよ、リティ……。
3人目の僕……。











































〜神無市怪奇譚〜
諱《いみな》




















キーワード
『現5』

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