夜太

ん!ゴメン!明師!!カリカリしちゃって!!謝るよ!このとおーり!!

畳の上のに頭を付け、明師に謝る夜太
静寂は夜太の一言で終わる

明師

貴様もまだ、そんな顔が残っていたか、、、
そう、やすやすと人間変われんな、、

吐いて捨てるように明師は言った

明師

ただ、、、
彩に隠していい事ではないだろう
太郎はまだ子供だから知る必要はないだろうが、、、

太郎

、、、、、

夜太

そうだね、、言うのに勇気が必要だとずっと思っていたけど、、、明師の言う通りだね、、、

彩を見つめ、夜太は静かに伝えようとする

夜太

彩、、、、
今まで黙っていてゴメンよ、、、
実は僕、、、、

明師

夜太、、、太郎の前で話す事は、、、

夜太

黙っていて、ゴメン!!!
僕本当は60歳なんだ!!
本当にゴメン!!

明師がずっこけた

明師

貴様ぁぁぁぁ!
そこではないだろ!!!

へ〜
私年上の方がタイプだし、気にしないわよ?

彩の回答にまたずっこけた明師

明師

貴様も貴様だ!彩!!
そこは、驚くとこであろうが!

夜太

彩、、、、

明師

貴様は何を幸せそうな顔をしている!馬鹿者!!

ひとついい?明師さん?

彩が静かに話し始める

私はありのままの夜太を好きになって一緒になったの、、、
過去なんて、関係ない
夜太って時折、すごい悲しそうな顔で笑うの
きっと何かに後悔するような、、懺悔するような、、
だから、昔の夜太の事は聞かないようにしてるの、、、言いたくない過去なんて、誰にだってあるんだから、、、
私が言いたい事はね、、、

明師

、、、、、

早く明師さんも結婚しなさいって事!!
はい、終了〜!!

明師

まったく、救えん馬鹿夫婦だ

あらぁ?馬鹿ってなぁに?明師さん?私善意で言ってるのだけどぉ??

明師の肩に彩の指がめり込む

明師

いだだだだだ!!
すまなかった!彩!!手を!!
手を離せ!話せばわかる!!

あら、上手い事言うわね明師さん♡
どうしようかしら?♡

一層、明師の肩に彩の指が喰いこむ

夜太

うわぁ、、、、

明師

おい!肩が!彩!やめんか!!

まぁ、要するに、家族に危機が迫ってるなら、家族で乗り越えればいいのよ?

彩が明師の肩を離す

明師

まったく野蛮な女と一緒になったものだ、、、
夜太、、、

夜太

でも、愛してるからね、僕は!

ンフフ〜♪そういう事〜

太郎

お父さんはお父さんだもんね!

夜太

うん、、、

そうよね?太郎〜♡

ほとほと呆れた明師であった

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