桐子と詩音が去った後の理事長室にて、悠月と理事長は話をした。

木原 悠月

あー、ビビった。理事長の秘蔵っ子があの子たちとは

可愛いだろう。お前に嫁に出すつもりはないけどね

木原 悠月

さっそく父親気取りか。そんな冗談は置いといて

そうだね。大事な話だね

 理事長が呼んだのは防衛隊に桐子と詩音の見回り強化である。大事なご子息を預かっている身から、そして家族としてのお願いである。

木原 悠月

いいですよ。組織としては二人を見守るつもりでしたから

話が早いねえ。そんなに注目していたのかい

木原 悠月

潤が調べました。入学式に参加してないことも含めて

 この高校の全員にはICカードが配られている。自分が今どこにいるのかを勝手に把握されるというものである。授業の出席の手続きもこれでやることができるのだ。

恐ろしいね。その徹底しているところ

木原 悠月

だってこうでもしないとこの町のすべてを守られないですから

 理事長先生は桐子と詩音についての確認事項を悠月と行った。
 新聞記事を用いて、桐子と詩音がどうして普通から離れてしまったのかを語った。

 桐子と詩音は自分の価値観が大きくひっくり返る出来事にあう。
 それはかつて仲が良かった友人である。
 桐子と詩音と、瑞希は中学で知り合って意気投合してよく行動するようになった。

 雨が降っていて冷たい夜の翌朝、瑞希が殺されているのを発見された。
 瑞希は塾に通っていたのだが、帰宅しないということで警察に連絡していたのだが、翌朝発見された。
翌朝も冷たい雨だった。

彼女らの狂気は無邪気に似ている。しかし、狂気であることには変わりない

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