05.第2の悲劇の始まり
05.第2の悲劇の始まり
美雨は私の方を見ると…
いやああああああっ!!
…美雨…?
美雨は頭を抑え、叫び声をあげてその場に倒れた。
…。
…意識を失っている。
これで二人目…。
…これは連続殺人事件と関係があるのか…
どうしたっ!?
何があっ…。
清陰先生が息を切らしながら走ってきた。
…か…風野に…微山…。
一体これは…。
清陰先生は唖然と二人を見た後、風野君と美雨の近くに立ち尽くしている私と豊を見た。
…何があったんだ?
…あ…。
豊はやっと我に返り、立ち上がった。
…俺と…る…霧雨は微山の叫び声を聞いて駆けつけたら…。
風山は…もう…。
そう言うと、豊は目を逸らした。
…微山さんは…駆けつけた時、パニックを起こし…倒れてしまいました。
微山もか…!?
豊はやっと、美雨が倒れていたことに気が付いていたようだ…。
…それほど今回のことがショックなのだろうか。
いや…豊は正義感の強く、将来、探偵になりたがっている。
事件が起こる事態、嫌なのだろう…。
けれど、事件が起こらなければ、探偵の存在に意味がない。
豊…将来、探偵になりたいんでしょ?
だったら、この事件解決に導かなきゃだよ。
…。
そだな…。
豊は悲しそうな笑顔をしている…気がした。
…さて、新たな事件を起こしたら…どのように動くかな。…
毎月………の一人を殺す…暗殺者は…。
ー続く