このリプレイは、S大文芸同好会のTRPG狂いであるCridAgeTが、家族を巻き込んで独自に行った活動記録であるその2。
ゴニウムー!
何?
じゃなかった、そーへー
え?
……ああ、「あれ」の話?
温泉いかない?
え?
このリプレイは、S大文芸同好会のTRPG狂いであるCridAgeTが、家族を巻き込んで独自に行った活動記録であるその2。
! W A R N I N G!
おしながき
*この料理(リプレイ) ¥3.14
このリプレイはシナリオ「何かが潜んでいる」(「引き出しの中身」http://coc.a.la9.jp/YASUsyag.htm)のネタバレを過剰に料理したものですこの料理をお召し上がりになった後は本店(先述のHP)もご覧ください。内山靖二郎さま素敵なシナリオをありがとうございます。
特製スパイス(イラスト)の使用許可いただきました! 感謝です。
*トッピング All¥30
今回も「優秀なキーパリング」は品切れ中です。
記憶を頼りに作っておりますので、「キャラおよび口調の崩壊」「適当な描写」「捏造妄想絵空事」「過剰なバカップル」「細胞崩壊 」などがデフォルトで付いてまいります。
*料理人 (注文できません)
PLは初心者です、温かみ溢れる目でご覧ください
*当レストランのオーナー (注文できません)
投稿者はストリエ初心者です、ご了承ください
*当レストランご利用前には必ず「突発毒入りスープ卓」を召し上がってきてください。こちら料理の完成に欠かせない食前酒となっております。ブラウザバックなさればすぐに見つかります。毒は入っておりませんのでご安心ください。
注文するんですか?
……でしたらぬるま湯をご用意ください。
またやっちゃった突発グダグダ卓
クトゥルフ神話TRPG
「何かが潜んでいる」
CridAgeT.Ver.
K P
相変わらずこいつです。今回はシナリオしっかり見ていたのにグダグダ。シナリオに非はない。NPC出しゃばりすぎるのはこのKPだから仕方ない。
反省文は書かない反省文は書かない反省文は書かない反省文は書かない反省文は書かない反省文なんて書かないし言ったら絶対嫌がられるからゴニウムには秘密のままこのリプレイは作らせてもらう
P L / P C
PL:ゴニウム。
PC:そーへー。
PL:ゴニウム
最近CridAgeTに「そーへー」と呼ばれてから唐突にクトゥルフの話を始められるのに慣れてきた。
PL:西之園 そーへー
この前のSAN値回復で77になった。
司書。男。32。
<邂逅歴:1回>
STR12 CON15 SIZ17 DEX12 APP15 SAN77 INT10 POW15 EDU11
アイデア50 幸運75 知識55
ダメージ・ボーナス+1d4
前回から若干ステータスの変更があるやも。
言いくるめ65 運転60 応急手当35 回避24(初期値) 聞き耳75 心理学35 精神分析66 図書館80 目星80 薬学71
司書のくせにいろんな技能あるのはなぜかと勘ぐって聞き込んだところ、過去になんかあったり、司書は表の顔に過ぎず、裏の顔を持っているらしいと分かってきた。
これからもKPは頑張ってそーへーの正体を暴いていきたいと思います。
ところで、そーへーはどうして温泉に?
そーへーは人が嫌いなんだけどね……うん、まあ
……人生に……疲れて……
毒入りスープ……うっ頭が……)
これ絶対毒入りスープのせいだ……
我々はそーへーの心の安息を心から祈っておるぞ?
By ニャル様(神話的事件に巻き込まないとは言っていない)
……学会で何かしら報告するために向かってるってことにしようか
……うん
……
……
そーへーの労働環境改善と心の安息を心からお祈りいたします
By CridAgeT(神話的事件に巻き込まないとは言っていない)
いやーついでに温泉にも入ってきなよ、うん、そうだそれがいい
イヤーオンセンタノシミダナー
あっこれ絶対温泉までたどり着けないな
じゃあさっさと始めちゃおうか。
ご覧の皆さんへ:
今回結構細かいところを省いて進むこととなりますが、ご了承ください。
一応「謎解き要素」のヒントは全部載せるつもりですので、描写やNPCのセリフは細かいところまで見て、推理していただけるとこのシナリオをもっと楽しめるかも……?
―――きみは、真冬にとある北国の雪深い山道を行くローカルバスに乗っている。
目的地は小さな観光地でもあって、そこでは温泉とスキーが楽しめるよ。いやあ楽しみだね。
時間は夕暮れ近く。雪混じりの強い風が吹く悪天候のせいで、視界はかなり悪い。
バスにはきみ以外にも、何人かの男女が乗っている。が、他の客たちは、外の天候が気にかかるのか押し黙ったままだ。
―――いや、きみも口数の多い方ではないから、車内は全くの無音状態だね。
車内にいるのは①カップルらしいギャル男とギャル子、②イヤホンをした中年の男性、③若い女性、④ニット帽をすっぽり被った小さな女の子。
位置関係はこんな感じかな。
「そ」はそーへーの席
「×」は空席 だよ。
先|×③××②
頭|そ①×④×
今回も特別な描写のある人以外はゴニウムのイラストからイラスト案取ろうっと
……あっ、みんなトイレのマークと大差ない、これ駄目だ
結局投稿されたイラストをお借りしたりシナリオページのイラストをお借りしたり描いてみたりあきらめたり
―――じゃあ、ここで、重い空気に耐えかねたのか、運転手が君に話しかけてくるよ。
こんな田舎のバスに、こんなに人が乗るのは珍しいことですよ。お客さんは観光ですか?
いえ、仕事です
さ ら に 空 気 は 重 く な っ た
ほんと、すごい田舎よね。携帯も通じないなんて、しんじらんない。
そう思いません?
NPC:ギャル子こと吉本香苗
―――彼女の掲げた携帯は圏外になっていた。
―――さて、
その会話の直後。
―――バスは、強い衝撃に襲われた。
何かにぶつかったような音、振り回されるような強い横揺れ。
車内灯は消え、車内はパニックになった。
目星80→16 成功
きみはバスの前方に一瞬、白い木のようなものを見た。
バスはそれにぶつかったように見えた。
う……うぁ……
運転手は?!
白い木が……口を開いて……
のっぺらぼうだっ!!
―――彼は絶命した。もう、応急手当の余地はない。
SAN77→55 成功
SAN値減少なし
……なんで一介の司書が死体見てこんなに平然としてるの?
司書なんて死と隣り合わせの職業だろ?
えっ
――― 一方車内では、女性が足をくじいてひどい怪我をしてしまったようだ。
ぅ……いた、い
NPC:若い女性こと山根俊子
応急手当→69 失敗か
じゃあほかの人に手当は任せようか
きみも大丈夫?
あっ……はい、大丈夫です
NPC:女の子
おい、大変だ!
NPC:中年の男性こと 古賀
※このイラストはシナリオ制作者様のHPの画像を使わせていただいております。
(詳しくはひきだしの中身http://coc.a.la9.jp/)
この吹雪は夜半になるにつれて激しくなるらしい。そのせいで、かなりの道路が封鎖されているらしいぞ!
男性がイヤホンを耳から外すと、ラジオのニュースが流れてきた。
……現在、降り続いている雪は、これからも、その強さを増す模様です。先ほど申し上げた幹線道路以外にも、多くの道路が夜半にかけて封鎖される恐れがあります。山間部を車で走られる方は十分に注意してください。
では、次のニュースです。
大手証券会社役員の松本孝三さん、53歳が旅行先で行方不明となっている事件ですが、いまだその行方は……
外を調べる
ーーー外は激しい吹雪だ。
きみはバスと衝突したはずの木のようなものを見ようと前に回り込むが、そこには何もなく、ただ車体前部が何か堅いものに激突したように激しく損傷しているのがわかるだけだ。エンジンも完全に停止しており、きみが機械修理などを持っていたとしても、とても修理できる状態ではない。
道を前後に見渡せば、そこには視界の果てまでただただ雪と行く道来た道があるのみだ。出発時刻、到着予定時刻からも、相当離れたところにしか目的地も出発したバス停も無いことは容易に分かるだろう。
また、あたりを見回したきみは、事故が発生したとおぼしき雪道に、何かを引きずったような跡を見つけた。その跡は、山腹へ向かって続いているが、この吹雪で次第に消されていくので追跡することは不可能だろう。
寒いね。いったんバス車内に戻ることをおすすめするよ
……
―――バス内も、若干ましというだけで寒さが厳しいことに変わりはない。
救助が来るまでこのまま留まり続けることも、あてもなく歩き出すことも、できそうになかった。
吹雪は一時ごとに強さを増し、耐えがたいものになって行く。
あの……
この近くに、私の父の家があるはずなんです……
そこへ行けば、吹雪をしのげると思いますが
対抗ロール→03
―――きみは怪我を負って歩けない山根俊子を軽々と背負った。まだ全然余裕があるね。
あの、どういうわけでこんなところに?
半年前、父は突然、今向かっているような辺鄙な山小屋を買って、私たち家族を避け一人で暮らすようになりました。
最初は、何か考えがあってのことだとも思ったのですが、その後、仕事も辞め、私たちに連絡も全然しなくなって……
私には、父が何を考えているのかわかりませんでした。それで、とにかく半年ぶりに父に会い、よく話し合おうと思って、ここまでやってきたのです。
昔はロッジとして営業していたようですから、準備はともかく、私たち程度ならば泊まれると思うのですが……
心理学35→???
彼女は様子のおかしい父が自分たちを泊めてくれるか、どんな待遇か、そのようなことを心配して、なかなか提案できないでいたようだった。
―――きみたちは道を外れて森に入り、山根俊子の言うまま進んだ。きみは小さい子なのを気にしてまりあちゃんを隣に連れている。
と、ここで。
うわあ背負えるなんて力持ちですねえっ!(≧v≦)
あ、あたし香苗って言うんです! 香る、に、苗、で香苗! お名前なんていうんですか?
あ……ああいい名前だね(上の空)
僕は…………(( ̄▽ ̄;))
……
僕は西之園と言います
わあ素敵な名前ですね!
ふふふ(^^♪
アイデア→失敗
鈍いそーへーは何にも気づかない
女の子は警戒するようにぎゅっとそーへーの服の裾を掴んだね。
心理学→91!
女の子は寒いみたいだねうん
あっ失敗した
(女の子にカイロをあげる)
※心理学はそーへーには公開されていません
ちなみに名前も顔もまだ出てないギャル男のAPPは11。きみのAPPは15。この意味がわかるね?
ああ……
(すべてを察した顔)
閑 話 休 題 ?
女の子に「きみはどうしてここに一人で来たの?」って聞く
……私には一緒に行くひとがいないから……
私ずっと施設にいたんです、でも、遠い親戚が見つかったらしいから、たぶん引き取ってはもらえないけど行ってみないといけなくて
NPC:女の子こと まりあ(名字は不明)
……聞いてごめんね
……おじさんって……
おにいさんだけど、何かな?
あっ、ごめんなさい、おにーさん!
……なんでもないです
?
アイデア50→ 5 1
失敗
―――香苗に阻まれ古賀氏との会話はできぬまま、きみたちはロッジに着いた。
古い洋風のロッジといった外観の建物だ。山根俊子によれば、あまりに不便な場所のため繁盛せず閉鎖していたものを、業者から安く払い下げてもらったものらしい。
チャイムを鳴らせば、一人の男が出てくる。
乱れた髪に無精ひげと、かなり見苦しいやつれた見た目だ。
お……お父さん?!
しかし、彼はきみたちを見ると、すぐにはっとして、激しく怯えたような顔になり、
帰れっ、ここに来てはだめだ!
ここは……!!
血走った目を大きく見開いて、物凄い剣幕で怒鳴った。
ーーーしかし、ひと呼吸する暇もなく、突然、彼は頭や喉や胸など、身体のあちこちを血がにじむほど強く掻きむしり始め、口から泡を吹いて……卒倒した。
NPC やつれた中年男こと
山根俊子の父・山根忠彦
(やつれた中年男の思い通りのイメージ画像がなかったので代用)
目星80→成功
きみは、山根忠彦が倒れる前、彼の額が青白く火花を散らすように光ったのを見た。
え? え?
あの、すみません……訳が分からないんですが、とにかく父を……父を、部屋の中に連れていって貰えませんか?
私も、背負っていただいているのは心苦しいですし……
先ほども言ったとおり、外観は古い洋風のロッジといった感じだが、中も見た目にたがわずロッジであった頃の面影を残している。設備なども、ほとんどそのまま使える状態だ。
一階は玄関に続き、暖炉のある大きな吹き抜けのホールと食堂。トイレや風呂、食料庫がある。
二階は、泊まり客用の個室だった部屋が八部屋ほどある。
さらに一部屋大きい部屋があるが、山根忠彦の寝室兼書斎のようだった。現在使用されているのはそのひと部屋だけのようだ。
あとの部屋は、以前の客室だった頃のままで、一室につき二つのベッドとクローゼットなどの調度品が残されている。ちょっと掃除をすれば、すぐに使えるようになるだろう。
古賀が倒れていた男性を寝室に運ぶ間に、きみは山根俊子を客室の一つに寝かせた。彼女の要望で、階段に一番近い部屋だ。頭痛がするため、しばらく休むと俊子は言った。
きみは彼女を寝かせて部屋から出たところで、寝室から出てきた古賀と出くわした。
……
TRPGの話をするついでにうっかり話してしまったKOGA神話を、ゴニウムが覚えていたかどうかはわからない。
だが、そーへーは最初から最後まで信じていた。
この、古賀という男を。
言いくるめ65→ 17
……たしかに、あなたの言う通り、しばらく使われていないなら不具合があるものもあるかもしれない。一緒に各部屋を見てみましょうか
よしっ
こやつ、何てことを……
建築家には怒られるかもしれないが、客室は左から右へABCDEFGHと並んでいることにしよう。どんな縦長ロッジだ、という苦情は受け付けない。
―――山根俊
ここで突然ですが、覚えきれないので、山根俊子のことは「山根娘」、山根忠彦のことは「山根父」と呼ばせていただきます
なんで?!
―――あー、「山根娘」が寝ているのは、階段に一番近い「B」の部屋だね。
そこを除く7部屋について、サクサク目星していこうか。全部目星成功したから出目は省略!
A→異常なし。
C→変哲なし。
D→違和感ゼロ。
E→埃っぽい。
F→ごく普通。
G→布団に膨らみ。
H→何もない。
家具以外。
うー
わかってるよ、「G」調べなきゃいけないんでしょ?
―――Gの部屋に時間を巻き戻すよ。
きみは布団の膨らみを目の前にしている。古賀さんは気づいていないようできみに背を向けているね。
一気にいきます……
大胆だね、良いねえ。じゃあ、全部がひとめで分かるだろうね。
―――寒さと、部屋が乾燥していたためか、そこにあったものはミイラのように干涸らびており、腐敗は進んでいない。もしきみが布団をめくる前に上から触れていたとしても、なにか固いものに触った、くらいにしか思わなかっただろう。
そこには、人間だったもの……が、あった。
死体の指、 手足、 耳、 鼻、 舌、 頭部 ……などなどが丁寧に切断され、頭部を中心に、円を描くように、各部分がきれいに並べられていたのだ。
SAN74→成功
減少なし
古賀さん、これ見てください
っ?!
何ですか……っ、これは、一体……
そーへーはためらいもせず古賀氏にSANチェックを要請し、二人は話し合いの結果他の人には黙っておくことにした。
え? 古賀氏のSANチェック? 成功しました。
……食事どころではない、というのが本心ですが、他の人がいる手前、そうも言っていられんでしょう。いったん一階に降りましょうか
そうですね
―――食堂には、きみ達が数日間生活するのに困らない程度に食料の蓄えがある。ただ、そのほとんどがインスタント食品だ。倉庫には何があるかと思えば、これもインスタント食品や乾物缶詰非常用食料。備蓄は完璧だね。
きみらは手伝ってくれた女の子と共に食事の準備をした。食事にしようか。せっかくだから古賀さんと女の子の近くが良いね。
アイデア→成功
雪道を歩いているときは気づかなかったが、きみはようやく気づいた―――そう、恐ろしいことに。
ギャル子がきみの方をチラチラ見てくる、そしてギャル男がきみをきつく睨んでいる。
あのカップルとの対話は諦めた方が良いだろう。
…………スルーで
食事を摂った大広間では暖炉が燃え盛っている。きみたちの命の要である暖房は、薪を燃やす暖炉からの暖気を各部屋へ送る、旧式のセントラルヒーティング方式のようだ。
ちなみに、このロッジには電話などの連絡手段がない。電話料金を払っていないから、回線自体が切られているためだ。
そんなことを確認しつつ、君らは不健康極まりない食事を済ませたね。
目星??→ 成功
そういえば、火掻き棒がありませんね。
さてきみらは個室に落ち着いた。ちなみにカップルは勝手に端部屋Hを選び、そーへーは古賀氏と同室になりたいのをこらえ、古賀まりあそーへーでDEFと並んだ。
そしてゴニウムはメモに「バカップルはH」と書いた
さて、唐突に、だ。
部屋にてそーへーは、二階だというのに窓から覗く不気味な「のっぺらぼう」の顔を見てしまう!!!
それはすぐにかき消えるが、その、
真っ白な丸坊主の顔に、恐ろしげな牙をむいた口だけが、にたりと笑っている顔は、きみの心に強い不安を残すだろう。
SAN→成功
減少なし
今回そーへー強すぎる
司 書 最 強 説
最強のとこ悪いけど隣の隣行くよ
えっ
―――きみは古賀さんに相談に行ったね何てことだ。古賀さんをそんなに頼らないで。部屋で話した結果きみらは書斎を調べることにした。
部屋を二人して出ると、ドアの前には震えているまりあちゃんがいた。
お願い、そばにいてください!
の、のっぺらぼうの……お化けが見えて……たぶん、気のせいじゃないです……
お手伝いします、一緒に居させてください
もちろん
―――きみら3人は書斎に入った。山根父は相変わらず目を覚ます様子はない。
書斎にはベッドと書き物机がひとつ置かれている。本棚はなく、机の上には分厚いハードカバーの本が何冊も積み重ねられている。また、分厚いアルバムと日記もあるようだ。
そーへー
本の山に図書館→36 成功
古賀
ベッドに目星→成功
まりあ
アルバムを見る
全部精神病関連の本だが、初心者や医学生向けの入門書しかない……
しかも新しい。
買って間もないものばかりだ
ベッドの下から、こんなものが出てきた
丸い目をした三つの口を持つ怪物の落書き(ノートの切れ端)
このアルバム、山根さん―――えっと、俊子さんとお父さんの忠彦さん、それとたぶんお母さんが写っている写真がいっぱい入ってるんですけど、なぜかお父さんだけ一枚残らずきれいにくりぬかれているんです。なぜお父さんはこんなことをやったんでしょうか……
精神分析66→成功!
相当な枚数の写真と、きれいになぞるように切り取られた輪郭。きみは、これを一人でやり遂げたのなら、相当なパラノイア……偏執症じみた執念である、と感じるだろう。
そーへー・古賀
日記を読む
まりあ
部屋全体に目星→成功
日記の内容(抜粋)
約半年前、最初のページ
『私は、私自身の正気が保たれていることを知るために、この日記を綴ろう。この日記を書くことができなくなったとき、私の正気が、あの夢によって失われたこととなるのだ』
約四ヶ月前
『いくら本を読んでも、私は救われない。これは妄想なのか、それとも現実なのか。それすら、私には判別つかないのだ。ただ、この痛みと苦しみだけは現実のものだ。そして、外にいる怪物も……』
約三ヶ月前
『また、俊子から手紙が届いた。会いたい……会って、この苦しみを……いや、ダメだ! そんなことをすれば、私の頭に潜む怪物が……』
約二ヶ月前、最後のページ
『なんとうれしいことだろう。私は苦しみから解き放たれようとしている……いまは苦しいが、いずれまた心の眠りが……
これで、この日記も最後となるだろう……そして、もはや、あの怪物に心を蝕まれることもなくなるのだ』
また、日記には、五か月ほど前に一枚ページが破られた跡があった。
……
……
あ、あの……ごみ箱から、こんなものが
―――それは、ペンチなどで切断されたような針金の切れ端だった。
まだ、よくわからない
―――きみたちは書斎を出て、ふと、違和感に気付いた。
―――寒い。
さきほどから、やけに寒いのだ。
嫌な予感は当たっていた。
暖炉の薪が尽きかけている。
これが尽きれば、建物の中とはいえ、いずれ凍死してしまうだろう。
しかし、暖炉の近くにも、倉庫にも、薪はない。
アイデア??→成功
……そうだ、こういったロッジなら、外に薪小屋があるはずです
―――きみらは薪小屋を探しに外へ出ることにした。しっかり防寒着着て、怖がってるまりあちゃんも連れてってあげて、ね?
……いくらそーへーが鈍くてもそのくらいできるって
(まりあのマフラーを巻いてあげる)
玄関から入ってきたときは見えませんでしたから、あるとすれば裏でしょう。裏口から行けるはずです
……だいぶ吹雪が強くなってきていますね。私は革靴なもので、靴を履き替えたいのですが……
ここの靴箱からお借りしてはどうでしょう?
中には普通の靴が何足かと、防寒用の長靴が二足入っていた。
目星80→成功
きみたちは、二足の長靴のサイズがだいぶ違うことに気付いた。さらに、他の靴を調べると、サイズが大きい靴はその長靴一足だけだった。
……?
―――吹雪は、さらに強さを増していた。お互いが離れすぎていると、お互いが見えず、声も風雪に遮られて聞こえなくなるのではと思われるほどだった。
周囲をよく観察したきみは気づく。
ロッジのまわりに何かとてつもなく重い物を引きずったような跡がある。
その跡の周辺に、人の足跡は無いというのに。
アイデア50→35 成功
きみは、この跡は重い物が引きずられたと言うより、何か重い物が這いずったと言った方がしっくりくる、と思った。
そーへー 目星80→69成功
古賀 目星??→??成功
! 薪小屋だ!
……軽トラック!
吹雪がもう少し収まれば、これで雪山を抜けられるかもしれない!
―――きみの声に、古賀さんとまりあちゃんは軽トラックに集まってきたね。
軽トラにはカギが差しっぱなしで、普段乗用車にしろ運転するきみなら少し調べればわかるだろう、これはそこそこの距離多少の荒れ地なら運転できる。ガソリンも十分入っているようだ。
運転席には、男物の財布と一通の手紙が置きっぱなしになっていた。
(物欲はないのでスルーしようとする)
いや、調べてよ
といっても、現金は入ってないけどね
財布の中には、山根父――忠彦の、免許証があるだけだった。
―――そう、
「本物の山根忠彦」の写真が載った免許証が。
写真の中の顔は、そもそも骨格からして、明らかに、あのやつれた中年男とは別人だった。
僕たちが父親だと思っていたあれは、本当は山根父ではない……?
―――手紙は、三か月前に山根娘・俊子から父親・忠彦宛に届いたものだった。
『お父さん、いったい、急にどうしたというのですか。体が弱くって、一人で自炊洗濯もしたことがないお父さんが、急にそんな辺鄙なところで一人暮らしなんて、心配です。元気ですか? 病気などはしていませんか?
・
・
・
来月にでも、一度、ロッジを訪ねたいと思います。そして、よくこれからのことを話し合いましょう』
『来月』……?
ということは、今から2ヶ月前……?
そのときにも、彼女はこのロッジを訪れている。
でも、僕には、
……それで、とにかく半年ぶりに父に会い、よく話し合おうと思って、ここまでやってきたのです。
確かに、「半年ぶりに会う」と言っていた……
俊子さんは、お父さんじゃない人を、「父」と、今まで、呼んで……
とすれば、あの女は……
―――薪小屋では、薪は十分見つかるだろう。
さらになにか欲しいものがあれば、ここにあるかもしれない。
武器……
*斧 幸運→成功
1d3→1
→斧一本発見
*ライフル 幸運→成功
→ライフル一丁発見
―――そしてなぜかきみが斧、古賀さんがライフル持つことになったよ何故だ何故火器なのだ。
……ナイフ
*ナイフ 幸運→成功
→数本入手
え、わ……私に?
使える?
あ、はい! だ大丈夫です! 私ナイフ使えます!
えっ
鉛筆削るときとか!
おぉ……無理しないでね
―――きみたちが裏口から入ると、何やら中が騒がしい。悲鳴を聞いて、きみたちはホールに駆け付けた。
そこにいたのは、山根父、忠彦……そう呼ばれていた、あの男だった。
いつのまにか目を覚ました彼が、二階の吹き抜けから、きみたちを見下ろしていたのだ。
彼は、最初出会った時とは対照的に、ひどく落ち着いているようだった。
乱れた髪に無精ひげといった風貌とは対称的に、その目は冷静そのものだ。
だが……彼の胸にはペーパーナイフが突き立てられ、血で真っ赤に染まっていた。
―――彼はきみたちに向けて、叫ぶように語り始めた。
私は自由だ。
この両目がなければ、もはや奴も恐怖の夢で縛ることもできまい。
悪いが私は先に行かせてもらうよ……
部屋の遺言状は、不幸にもまだ生きている君たちへの言葉だ。心して読んでおくがいい!
そう言うと、彼は自らの指で両目をえぐり出した。
―――そして。
あ……ああ……
そんな………………
……っつ!
…………なんてことだ
―――彼は、階下のホールへ身を投げて絶命した。
SAN→成功
減少なし
……大丈夫。
ここで参るわけにはいかない
―――きみたちは、とりあえず遺体に布をかぶせ、軽く血を拭き取るなど処理した。
この遺体……手首足首に、針金のようなもので縛られた跡がありますな
―――それと、おそらくは拷問の跡
きみたちは、震えるまりあちゃんを、薪を補給した暖炉の前の椅子に座らせ、二人で書斎へ向かった。
戸を開けると、そこにあったのは、壁に血で綴られた文章だった。
怪物は心に潜む。しかし、もっと恐ろしいのは怪物によって引き出される、己の魔性だ。
あの女に気をつけろ。あの女の中に潜む怪物と、あの女自身の魔性に気をつけろ。
私は己の魔性に殺されるよりも、自らの狂気と死を望む。
松本孝三
松本……孝三?
アイデア→成功
きみは、バス内で聞いたラジオを思い出した。
……では、次のニュースです。
大手証券会社役員の松本孝三さん、53歳が旅行先で行方不明となっている事件ですが、いまだその行方は……
あの人は、行方不明になっていた、松本……?
―――きみたちは、山根娘の部屋……Bへ向かった。
……どのように、切り出しましょうか
まずは僕が行きます。普通に話しかけ、手紙のことをほのめかしてみます。
いざという時のために、古賀さんは後ろで控えていてください
―――きみがBの扉をたたいても、声をかけても、反応はない。
きみは扉を開いた、すると……
―――きみの目に入ったのは、振り下ろされる火掻き棒だった。
不意打ち→回避不可
ダメージ1d8
→8
耐久力16の半分を失ったため
ショックロール
→成功
―――きみは、強く殴られたショックで気を失いかけたが、大怪我ではあるものの、なんとか持ちこたえた。
……ぐっ、ぁあ……
……さあ、戦闘を、しようか。
――戦闘――
クトゥルフにおいて戦闘は、基本的に避けるべきであるとされる。なぜなら、多くの場合神話生物は人間に比べてあまりに強く、不死の者さえいて、そのような存在と対峙したときに殺して解決しようとするのは無謀――愚かな行為であるからだ。
だが、PC、NPCといえど心は血の通った人間。強大な神話生物が相手でも、戦わずにはいられないときもある。それは「愚か」の一言で片づけられるような単純なものではない。倒せる敵もいる。助けを借りることもできる。惨劇の根源を、自らの拳で打ち倒さねばならないことだってあるのだ。
―――そして、悲しいことに、倒すべき敵は必ずしも人外ではない。
先ほども言ったように、PCもNPCも人間である。悪魔に魂を売ったような人間もいれば、マフィアの抗争に巻き込まれることだってあるかもしれない。狂気状態となった誰かが殺人を犯そうとしたり、誰かと譲れない事で対立し、PC同士の戦いとなることだってありうるのだ。相手が人間である以上、憂いはさらに大きいかもしれない。
―――だが、ひとたび戦わねばならなくなったならば、その業に怯むことはない。守るべき大切なもののために、きみが戦うことは、きっと間違っていない。どうか正義を心に、奮え。
戦闘は基本的にルールブックに則るつもりだけど、多少ハウスルールや例外事項が紛れ込むかもしれないね。そこはよろしく。
山根娘こと俊子のステータス
(PLには非公開)
STR 10 CON 10
SIZ 8 INT 11
POW 11 DEX 13
APP 14 EDU 18
SAN 0(狂人状態)
耐久力 9
ダメージボーナスなし
武器:火かき棒 45%
ダメージ 1d8
※戦闘中は山根娘のことを「娘」と表現する。
―――行動順―――
そーへーの方が前にいるため戦闘順優先
山根娘(DEX13)→そーへー(11)→古賀(11)
―――武器・DB(ダメージボーナス)―――
そーへー DB:+1d4
武器:なし
(山根娘に警戒心を抱かせないため、手ぶらだったため)
古賀 DB:+1d4
武器:猟銃用ライフル 初期値25%
ダメージ1d4
(威力のない銃と設定)
―――Now Started !
―――Turn1―――
山根娘不意打ち攻撃、そーへーが攻撃を受けたため二人の手番は終了とする
……攻撃を終えた、その不意を突く
古賀 こぶし50
→0 3 クリティカル!
クリティカルにより
娘 回避不可!
娘→ダメージ 4
―――Turn2―――
娘 1d2→1 そーへーに攻撃
火掻き棒45→50 失敗
ちっ……
そーへー キック25→44 失敗
ダメージ多い攻撃を狙ったが……外したか
人間相手に銃は……さすがに危険だ
古賀 こん棒25
(ライフルを鈍器として使用)
→79 失敗
―――Turn3―――
僕の体力は現在半分……もう後がない
KP,このターン「回避に専念する」
了解。
「回避に専念」は本来、攻撃できないのと引き換えに、毎ターン1回しかできないはずの回避を3回まで増やすもの。
今回は敵が1人だから、「同一の攻撃に対して回避ロールに3回挑戦できる」としよう。
―――きみの回避は初期値だしね
娘 1d2→1 そーへーに攻撃
火掻き棒45→26 成功
来たか……!
そーへー 回避24
1回目→59 失敗
2回目→13 回避成功
よしっ!
そーへー 回避に専念しているため攻撃なし
……ここで決める!
古賀 こん棒25→10 成功
……っ!
娘 回避26→58 失敗
ダメージ1d8→1
DB+1d4→1
ダメージ 2
ぁぐっ……
耐久力の半分以上のダメージを受けたため
ショックロール!
娘 CON×5……50で判定
50→63 失敗!
山根娘は気絶し、ばったりと倒れた。
おめでとう、戦闘終了だ。
終わった……
……?
キアアァァァァァァアアン
―――その甲高い金属音は、気を失い、口を開いてもいない山根娘の方から聞こえてきた。
聞き耳??→??
! 何かがここに近づいてくる音がします!
―――音は次第に大きくなってくる。
身構えていたきみは、次に起こることの一部始終をはっきり見ることができるだろう。
―――そう、音が止んだかと思うと、いきなり雪を被った楕円形の円盤が窓を突き破って入ってきて、きみたちを薙ぎ払った!
そーへー 回避24→07 成功!
古賀 回避??→?? 失敗
ダメージ1d6→2
―――そーへーは華麗に円盤の初撃を避けた。
また、この時、山根娘も円盤の直撃を受け、部屋の隅に弾き飛ばされた。
その衝撃で、彼女は目を覚ます。
彼女は、部屋で暴れ狂う円盤を呆然と見つめ、
なぜ、私まで……アザトース、アザトース、アザトース、アザトース、アザトース、アザトース、アザトース、アザ……
―――口から血の泡を吹き出し、不吉な名前を呟きつつ息絶えた。
―――円盤は暴れ続け、その衝撃で部屋の壁や天井は崩れ始めている。
古賀氏とともに急いで部屋を出ようとしたきみは、
目星80→69 成功
―――何かが、山根娘の頭から這い出して来るのを見た。
まぶたのない大きな目、両先端がくっつき合っている巻きヒゲ、光沢のある触肢に覆われている足、三角形のウロコで覆われた半円形の長い翼、―――そしてなにより、うごめく3つの口。
それは、次はきみの頭の中に入るつもりだとでも言わんばかりに、きみに向かって飛んできた。
SAN→0 4
減少なし
戦闘、か。
虫ことシャッガイからの昆虫・シャンのステータス
(PLには非公開)
STR 2 CON 2
SIZ 1 INT 17
POW 18 DEX 31
耐久力 2
ダメージボーナスなし
武器:神経ムチ 50%
ダメージ:特殊
※戦闘中はシャンのことを「虫」と表現する。
―――行動順―――
虫(DEX31)→古賀(11)→そーへー(11)
Now Started !
―――Turn1―――
虫 そーへーに攻撃
神経ムチ50→80 失敗
古賀 こぶし50→71 失敗
そーへー こぶし50→45
成功!
やったか……?!
虫 回避62→33
回避成功
くっ……速い
―――Turn2―――
虫 1d2→2
古賀に攻撃
神経ムチ50→51 失敗
古賀 こぶし50→62 失敗
なんという速さ……次こそは
そーへー こぶし50→43 成功
今度こそ!!
虫 回避62→30
回避成功
またしても……
―――そーへーの耳元をかすめたそれは、狙いは見当違いで、虫に当たることはなかったものの、小気味よいほどの音を立てて真向いの壁に突き刺さった。
だれd――っ!
鉛筆を削るしかできない、わけじゃない。
わ、私も、……私も戦いますっ!
まりあちゃん…………
……
きみをこんなことに巻き込まないために……きみを巻き込みたくはなかったのに
―――Turn3―――
―――女の子のDEXは5だから、手番は一番最後。
このターンのきみの手番までに終わらなければ、女の子は、ナイフをまた一振り放つことになるだろう。
もちろんこれからは、虫の攻撃対象は彼女にもなりうる。
わかってる。―――それはさせない
虫 1d3→1
そーへーに攻撃
神経ムチ50→95 失敗
古賀 こぶし50→34 成功
―――だが……
虫 回避62→0 3
クリティカル!
―――神経ムチの攻撃こそひどく失敗した虫だが、その素早い飛行で古賀のこぶしをなんとか避けてみせた。
私では一歩、及ばなかった
―――が。
こぶし50→45
成功
ダメージ3+1→ 4 !
―――回避は1ターンに1回だけ。
たとえ虫であっても、複数回の回避と等価交換の攻撃が95じゃ、ね?
――――――――――――っあぁ!!!
おにーさん!
―――そーへーの放った渾身の拳は、虫を粉砕した。
―――今にも倒壊しそうなロッジを飛び出すと、吹雪はだいぶゆるやかになっていた。
そして、ロッジを振り返ったきみたちは、二階建てのロッジの屋根の向こうに、白い木やのっぺらぼうと思っていたものの全貌を見た。
―――巨大な木のような身体に、枝のように生えた触肢。そして楕円形のつるりとした、目も鼻もなく、ただ恐ろしげな牙を生やした口だけがある顔。
SAN→16
減少なし
きみは、自分たちがロッジにいる間中これが外を這いずり回っていたのだと、確信するだろう。
そして、それがきみたちを見止め、こちらに向かってくることも!!
―――きみたちは例の軽トラックに乗り込んだ。といっても、運転席にきみ、助手席に古賀さん、ほかの面々は荷台に乗っている。
簡易カーチェイスをしようか。
ルールは簡単、きみには何度か「運転」を振ってもらう。
この「運転」は、普通に車を走らせるのとは違い、怪物を引き離し、怪物から逃れるためのものだ。
成功すれば怪物との距離を広げられる。
失敗すれば、その分距離が縮まってしまう。
本来カーチェイスは自分と相手の車が交互に行うものだ。運転を振ったり、失敗するのを避けて普通に進んだり、はたまた意表をついて逆向きに走り出してみたり、そういった駆け引きが醍醐味だけど、今回は怪物が一定の速度で追ってくるだけだからね。きみの運転の腕ひとつで勝負してもらう。
―――1回目―――
運転→48
行きますよ!
きみが大胆にも力強くアクセルを踏み込んだ車は、積雪をはね除けて勢いよく走りだした。
―――2回目―――
運転→39
怪物は恐ろしい地響きを立てながらきみたちを追ってくる。
その揺れをものともせずに、きみはひたすらに車を操り続けた。
うわぁぁあ……こ、こわいよぉぉ、けーくん
……けーくん?
NPC ギャル男・けーくんこと清水啓介(ただいま気絶中)
最後まで顔の出てこなかった人。
実は臆病者なのを恋人の前では隠していたが、この事態の前に虚勢も限界だった。
――おにーさん、がんばって!
―――3回目―――
最後に待ち構えているのは、森だ。それほど密集してはいないものの、木々が並ぶ中を掻いくぐっていかなければならない。
行けますか?
任せてくださいっ!
運転→ 0 7
―――きみたちが逃げ出した後も、怪物は盲目的に、制御が利かないかのように、ロッジを破壊し続けていた。
と、調理用のプロパンガスのボンベを破壊したらしく、突然、爆発が起きてロッジは炎に包まれた。その炎は怪物にも燃え移り、怪物は霧笛のような恐ろしげな声を上げながら燃え続ける身体を引きずって吹雪の中へと消えていった。
こうして、この事件を示すものは、すべて消えた。
しばらくして、近くを通りかかった除雪車の運転手たちが火事を見つけ、駆けつけてくる声が聞こえてきた。
―――きみたちは、忌まわしき神話生物の魔の手から逃れることができたのだ。
終わった……
…………
アイデア50→49 成功
―――きみはふと軽トラックの荷台を振り返る。
先ほどの決死のカーチェイスのせいで、まりあちゃんがずっとかぶっていた帽子が脱げてしまっていた。
まとめられていた髪が、広がる。
きみとまりあちゃんは、お互いに目が合うのと同時に、そのことに気付く。
あ
その髪は―――美しい、白だ。
まさか、毒入りスープの、時の……
しゃ、喋っ……
そのかわいらしくも珠を転がしたような美しい声は、バスで話してから何度も聞いてきたように、幻聴では、ない。
―――また助けてくれてありがとう、おにーさん
―――女の子はそう確かに言って微笑むのだ!
生還→1d6→3
虫にとどめを刺した→1d6→2
SAN値 77→82 !
クトゥルフ神話TRPG
「何かが潜んでいる」
CridAgeT.Ver.
シナリオクリア!
成長ロール! の! お時間です!
な、なに唐突に
お料理の〆にはデザートでしょ?
せいちょうろーる?
セッション中にチェックを付けたところ何か所かあるよね?
具体的には、
「クリティカル/ファンブルを出した技能」
「初期値で成功した技能」
あと、人によるけど、
「重要な場面で成功した技能」
そこについて、
① 技能値を振る。
② ①で失敗したら、1d10をさらに振る。
③ ②の分だけ技能値を上げることができる!
というものなのだ!
さまざまな経験(セッション)を経て、上達するってことだね!
へー
スープの時は該当するのが無かったからさー、説明しなかったんだよね
これやってるとめっちゃPCに愛着湧いてくるよ
じゃ、振るよー
運転(重要な場面での3連続成功&失敗なし)
→成長 +7
→運転75!
回避(重要な場所&初期値成功)
→成長 +7
→回避31!
こぶし(初期値成功&虫粉砕)
→成長失敗!
こぶし50(成長なし)
こぶし欲しかったなー
でも、運転成功が報われてKPはうれしいよ
まあ、古賀さん運転90あるからそーへ-が失敗しても何の問題もなかったんだけど
え?!
じゃあなんで代わりに運転してくれなかったの?!
(こいつ直接脳内に……)
謙遜 is じゃぱにーず美徳ー
はぁぁぁ?!
そういえば古賀さんって何者
さあ?
……まだ知り合って間もないけど、コガさんに聞いてみる? 直接?
……そーへーはそれはしないな
まあ、連絡先くらいは交換していることにしていいから、ゆっくり探っていけばいいさ
女の子はスープの時の子ってことで良いんだよね?
うん。あの子はあの子で現実に戻れて、きみと同じようにこの世界を生きていたんだよ
でも、しゃべってた
スープの時はさ、女の子―――まりあちゃんは、「不定の狂気」だったんだよ
「不定の狂気」?
そう。不定の狂気は知ってるよね?
短期間にSAN値を20%失った場合、1d6ヶ月間治らない、精神分析でも直せない狂気状態になる
「失声症」「記憶喪失」……狂気表にあるかはともかく、ありそうな内容でしょ?
そうだったのか
きみのおかげだよ?
え?
きみがあの部屋からまりあちゃんを救い出してくれたから、SAN値も回復したし、ちゃんとした治療も受けられて治ったんだよ?
……そうか
なぜそのとき生き延びて、あの部屋にあんな姿でいたのかってことについては……まあ、追い追い
あのさ、まりあちゃん……きみが引き取らない? 西之園さん
ええっ?!
またもや特急クトゥルフ卓
「何かが潜んでいる」
CridAgeT.Ver.
これにてフルコース終了!
それではお粗末さまでした!
Thank You !
By CridAgeT & Gonium