俺は露里 陸翔（ﾂﾕｻﾄ ﾘｸﾄ）、高校３年生のどこにでもいそうな高校男子だ。
ここ、永久が丘に引っ越してから早３年。
初めての一人暮らしにも慣れ、いつもと変わらない平凡な日常を過ごしている。
ここでの生活も案外悪くなく、住み心地もいい。
むしろ、この平凡な生活に少々飽きている。
それ故、たまに刺激を求めて街をぶらぶら散歩していることが多い。
なんかこう、非日常的な展開とか無いものなのか。
まぁいつもあっては迷惑か。
はぁ～、来週テストかよぉ～…
考えただけで、ものすっごく萎える…
また赤点取るんだろうなぁ…
やっぱり留年フラグ立っちゃってるっぽいし・・・
俺は露里 陸翔（ﾂﾕｻﾄ ﾘｸﾄ）、高校３年生のどこにでもいそうな高校男子だ。
ここ、永久が丘に引っ越してから早３年。
初めての一人暮らしにも慣れ、いつもと変わらない平凡な日常を過ごしている。
ここでの生活も案外悪くなく、住み心地もいい。
むしろ、この平凡な生活に少々飽きている。
それ故、たまに刺激を求めて街をぶらぶら散歩していることが多い。
なんかこう、非日常的な展開とか無いものなのか。
まぁいつもあっては迷惑か。
空から竜が出て来て突然戦闘に！とか…ないよな。
あはは、何考えてるんだろ俺・・・
え？
耳を疑った、何か聞こえた。
怪獣の咆哮のような音だ。
いや、ただの疲れすぎによる幻聴だ。
き…気のせいだよ…ね…
そう自分に言い聞かせた
だが…
聞こえる。
気のせいとか幻聴とかではなく、確かに聞こえる。
しかも鳴き声の後に、羽ばたく音らしきものも聞こえてきた。
あ…なんか、もの凄くヤバい予感がする・・・
急に風が強く吹き始めたかと思ったら、『ソレ』は俺の目の前に現れた。
あは…あはは…
冗談だよね…これは夢だ…
ｳﾜｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!!!!!!!!!!!!
俺はそのまま、デカく紅い龍から逃げた・・・
ﾊｧ…ﾊｧ…
奴は…っ！
げっ！
まだ追って来てやがる！
しかし、どこヘ逃げればいい・・・
信号機は赤、逃げるとしたら右か。
でも、あんなに巨大な竜が暴れてるのに誰一人として気づかない…どういうことだ?
ねぇねぇ、どうしたの？陸翔君。
いやぁ、ドラゴンに襲われてて・・・
って、えぇ！！？
貴方誰なんですか?!
というかなんで俺の名前を・・・
説明は後です～
捕まっててください。
え!?ちょ…待てって！
え～い♪
着きましたよ。
陸翔君！
うぅ～、なんなんだよいきなり・・・
っていうかここどこだよ?
あ、新入りだ。
はい、そのようですね…
あら、リゼットが新入り紹介するなんて珍しいわね。
（だな、どうしたんだ?）
まぁまぁ、いいじゃないですか。
久しぶりに人の子の『視願者』が増えたもの。
歓迎するぞ。
視願者。
ニャ、『私たちが見える人』だニャ。
ようこそだニャ。
では、私からも・・・
ようこそ新入りさん！
・・・
な ん じ ゃ こ りゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんなんだよ、情報量が多すぎて話についていけねぇよ・・・
なんか歓迎されてるし・・・
なに？視願者って・・・
まったくもって意味が解らない…
続く
