あれから私はチーシャに色々な話を聞いた。
あのニセモノのチーシャは、私の自信の無さが具現化し、悪夢となったものであること。
一方チーシャは私を救おうとイイユメツール『人々の想い』を集めてくれていたということも聞いた。チーシャには本当に感謝だ。
あれから私はチーシャに色々な話を聞いた。
あのニセモノのチーシャは、私の自信の無さが具現化し、悪夢となったものであること。
一方チーシャは私を救おうとイイユメツール『人々の想い』を集めてくれていたということも聞いた。チーシャには本当に感謝だ。
それにしても新たな力を得るとは思わなかったよ。【ゆるふわモード】想定外だね
チーシャの言う通りだ。
あれから【ゆるふわモード】は使っていない。使うことができないと言ったほうが正しいか。でもいつかその時が来たらまた【ゆるふわモード】を使うこともあるだろう。そうなんとなく直感に似た確信が私にはあった。
今回は危なかったね。危うく悪夢に飲み込まれるところだった
チーシャはいつもどおりの様子でそう口にした。そこには危機感なんてみじんも感じられない。
うん、そうだね
でもだからこそチーシャにお礼を言いたかった。私は緊張しながらも、チーシャにお礼の言葉を言おうとする。
あのね、チーシャ。その、あ……
それにしても、あのニセモノが残した【ゆるふわまじかる】ってスピンオフ企画は唯一いいかもしれないね。これからも定期的に発表するといいかも
そう言ってチーシャは笑い声をあげた。
(……なによ、私の気も知らないで!)
チーシャの一言により頭の血管に血が上る。気がつくと私は十トンハンマーを手にしていた。
朝華、なんだいその十トンハンマーは?
イイユメツール『ゆるふわハンマー』だよ。大丈夫、ゆるふわだから痛くないって
ちょっと待て、朝華、冗談だろう? よして、やめて、アッー!
チーシャの悲鳴は朝華の夢の中でむなしく響いた。
ゆるふわまじかる~くそねみまじかるスピンオフ~続く?