廊下に二人分の足音が鳴り響く──。

バトレル

どこへ行くおつもりですか?

勇者

隠れ屋敷みたいなのはあるだろ?
そこへ姫様を連れて行ってくれ!

バトレル

貴方は……?

勇者

サウスの人間がそこまで一緒に行けるとは思っていない

 勇者はそう言うと、抱きかかえていたティエラを丁重に立たせた。

 しかし、その視界は廊下の先を見据える──。

ティエラ

勇者……?

勇者

では姫様。
またご縁があれば──

ティエラ

勇者!?

 廊下の向こう──抜身の剣を持つ何者かに向かって、勇者は走り出す。

バトレル

ティエラ様! 行きますよ!

ティエラ

…………

 バトレルはティエラの手を引き、勇者が向かった先とは別の方向へと走り出した。

予告

ウェスト公国第一皇女
“ティエラ”

ティエラ

今の私には何もわからない

ティエラ

でも、私は知りたい!
どんなに残酷な結果になろうと、私はそれを受け入れる覚悟はあるわ!

ティエラ専属執事
“バトレル”

バトレル

ティエラ様に話があるというのであれば、まず私を通してからにしていただきたい

バトレル

私は“第一皇女”ではなく、
“ティエラ様”の執事です!

城から逃れたティエラは、

様々な人と出会う──

ダメだよ?
女の子がこんなところ一人で歩いてちゃ

何があったの!?
貴女がここに来るなんて──

申し訳ありませんが、お断りさせていただきます

王子はどこだ!?
隠すのであれば、誰だろうと容赦しない!!

我らの過失は認めます。
ですが、そちらに責任がまったくないとは言えないでしょう?

ティエラ様。気になる噂を聞きまして……。
お伝えすべきか迷ったのですが──

どんなに貧しくったって、夢や希望がまったくない人なんていないよ!
お姉ちゃんもあるでしょ? 夢!

“誰が”

“何故”

“何を”

狙ったのか?

ティエラ

そんなもの!!
欲しいのならあげるわよ!!

そして──

ティエラの婚約者とは?

ティエラ

誰かに決められた道を進むだけの私は、残念だけどもういません

ティエラ

貴方に、耐えられる自信はある?

バトレル

ティエラ様。
長期休暇をいただけませんか?

ティエラ

解雇するつもりはないけど、それでいい?

バトレル

ありがとうございます

ティエラの“答え”は──?

ティエラ

一緒に頑張りましょう!

ウェスト公国の姫

これは、

一人の少女の物語──

という感じのを書けたらいいな……。

※この予告は開発中のものです

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